久し振りに、DAHON K3をちょっとカスタムしました。
ブレーキシューの交換
そろそろブレーキシューを交換しなきゃなー、と思っていたのですが、DAHON K3は、14インチという、小径車の中でもかなりコンパクトな自転車。なので、通常のVブレーキ用のシューは長くて、リムの径に合わないのです。
そんな時、ネットを調べていたら、「Vブレーキにロード用のキャリパーブレーキのシューを取り付けできるパーツ」というのがあることを知りました。
いくつかのメーカーから同様のパーツが出ているようですが、今回は、TEKTROのBR-TK-155というのを選んでみました。
シューのゴムも付いているのですが、こちらも評判のいいBBB ウルトラストップにしてみました。
取り付けるとこんな感じ。金属で黒い取り付け部と、白いゴムのシューの組み合わせがなかなかかっこいい。リムにもぴったり合っています。
もともとは、これで終わりにするはずだったのですが、別の問題が起きていることに気付いてしまったのです。
ブレーキワイヤー交換(リア)
先程のリアブレーキの写真をよく見てください。というか、撮り直したのでこちらを。
ワイヤー切れてる!!
固定ネジの後ろで、ブレーキワイヤーがバッサリと破断していました。
いつこんな風になったのかは全然わからないのですが、このまま乗るのはさすがに怖い。というわけで、ケーブルも交換することにしました。
インナーケーブルだけ交換しても良かったのですが、せっかくなので、アウターも含めて、評判のいい日泉ケーブルに交換することにしました。K3購入時のワイヤリングがかなり長めなのと、ケーブルが全部真っ黒なので、ちょっと見た目に手を入れたかったのです。
届いたのがこちら。
色はこんな風になります。上が標準のワイヤー、下が日泉ケーブル。クリアーブラックですが、ほぼクリアーグレーな感じ。
持ってみると、評判通りとてもしなやか。先端を持って横に出してみると、標準のワイヤーはほぼまっすぐなのですが、日泉ケーブルは軽く垂れ下がります。
長さを測って(標準より少し短めに)ワイヤーカッターで切断。切断面の処理をして、本体にセットします。そして、グリスを塗ったインナーワイヤーを入れて。最後に、ブレーキが効くようにワイヤーを固定します。
ブレーキワイヤー交換(フロント)
フロントは特に異常は無いのですが、デザインを合わせるために交換……と思っていたのですが。Vブレーキを外すためにブーツを取ったら。
見ての通り、リードパイプが酷いことに。
これも当然交換することになるわけですが、サイズとか、角度とか、何を買ったらいいのか迷って、結局、フレキシブルタイプのリードパイプにしてみました。
ブレーキワイヤーは、リアと同様、日泉ケーブルのクリアーブラックを使います
シフトワイヤー交換
見た目とケーブルルーティングの見直しで、シフトケーブルも入れ替えてみます。
やっぱり日泉ケーブルで、クリアーレッドを選んでみました。
ケーブルを外してみましたが、シフトまわりは特に異常ありませんでした。良かった……。
ワイヤーを通して、ディレイラー側で固定した後、変速が正しく行えるよう調整を行って、作業完了です。
完成!
というわけで、こちらが完成形となります。
正面から。
おしゃれな人はケーブル3本とも色を変えたりできるみたいですが、自分はそのセンスがないため、ブラック+レッドという、本体カラー準拠にしてあります。
ハンドル回り。
フロントブレーキ周り。ケーブルルーティングを初期状態から大幅に変えて、後ろを通すようにしています。
フレキシブルリード、ハンドルを回すと曲がり角が自然に変わるので、ブレーキパーツへの負荷という点でも良さそうです。
ヘッドチューブに取り付けているのは、ブロンプトン用のフロントバッグアダプター。買い物カゴをつけるのに使います。標準だと、カゴを付けるとケーブルが引っかかるので何とかしたかったのです。
リアブレーキ周り。
ディレイラー周り。シフトケーブル終端のキャップも赤にしてみました。
ちょっと走ってみた感じですが、ハンドル操作には問題ありませんでした。
ブレーキはまずケーブルの引きが軽い。標準のケーブルも重いというわけでは無かったのですが、明らかに軽くなりました。そして、ストッピングパワーは以前よりむしろ良くなった感じです。また、急にガクッと効くわけではなく、ジワジワ効く感じがあります。
変速も問題なし。こちらも、シフトダウンするときの引きが軽くなったように感じます。
あと、肝心の折りたたみも問題無くできました。
そんな感じで、ちょっとした改造のつもりが大改造になってしまいました。