透明な七月

透明な七月

文月十一郎のブログです。趣味のことなどをつらつらと。写真多め。

大多摩ウォーキングトレイル 多摩川上流の絶景を見ながら山さんぽ

東京・奥多摩多摩川上流沿いにウォーキングを楽しめるコース「大多摩ウォーキングトレイル」に行ってきました。

 

奥多摩町のハイキング・ウォーキングコース | 一般社団法人奥多摩観光協会 奥多摩町観光案内所

 

久し振りに山歩きをしたかったのでいろいろ調べていたところ、駅からすぐにコースに入れること、何かあれば途中駅にリタイヤできそうなこと、きつい登りは無さそうなこと、などから、ここを選んでみました。

 

 

機材について

今回は、FUJIFILM X-T5と、XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS(標準ズームレンズ)だけで行きました。荷物が増えると体へのダメージが大きくなりますし、レンズ交換時のトラブルも怖い。今回、山中のルートということで、超望遠域も不要と判断しました。

もちろん、この他に雨具(レインウェア)や日差し避けのハットやアームカバー、タオル、ドリンク、補給食、モバイルバッテリーといった山歩きに必要な物も持っていきます。足元はしっかりとした登山靴で。

 

古里駅鳩ノ巣駅

スタートは、JR青梅線の古里(こり)駅。10時前に到着したのですが、結構大勢の登山客。また、日差しが強く、暑くなることが予想されました。

比較的平坦なウォーキングとはいえ、山の中を歩くので、装備はしっかりと。

 

駅のすぐ南を通っている青梅街道を10分ほど西へ歩いていくと、こんな看板が。

このような看板が随所にあるので、これに沿って行けば(あと、上記の公式サイトで地図をダウンロードしておけば)迷うことは無さそうです。

 

20分ほど道路を歩いて行くと、第4チェックポイント。ここから本格的な山道になるようです。

……っていうか、ここ道なん? 1人が通れるのがやっとの幅、木の間を縫って歩く、右側はすぐ多摩川(柵やロープも無い)っていう、しょっぱなから割とガチなやつ。

 

道の脇にはシュウカイドウが咲いていました。

 

20分ほど山道を歩いて行くと、小さな川を渡る橋があり、そこが第5チェックポイント。すぐ近くには小さな滝が見えます。「上の滝」と呼ばれているそう。

 

しばらく、この川(というか渓流)沿いに道は進んでいきます。

 

10分ほど歩いたところに第7チェックポイント。ところが、この脇の看板に「あと7分は急な上り坂です」という文字が。この少し手前から、川を離れて、上り坂になっていたのですが、まだ続くようです。

 

途中にはいろいろ花が咲いていたのが、ちょっと心安まりました。

ツリフネソウ。

 

名前わからない。

 

ホトトギス

 

キノコも。さすがに名前は分かりません……。

 

先程の看板から20分ほど歩いて、ようやく休憩所が。ここが峠のようです。さっき「7分」って書いてたやん……。

 

しばらく休憩して、ウォーキング再開。少し下ったところで舗装路になります。トイレもあるのでちょっと用を足して、手を洗おうとしたら、石鹸ボトルになかなか怖いメッセージが。いいのかそれで。

 

雲仙橋という、多摩川にかかる橋。

 

橋の上から眺める多摩川が、なかなかの絶景でした。

 

ここからちょっと歩いて鳩ノ巣駅に。

お昼時だったので、駅前の売店で食事をして、後半戦です。

自販機もあったので、ちょうど飲みきったスポーツドリンクのボトルを捨てて、新しいドリンクを購入します。

 

鳩ノ巣駅白丸ダム

トレイルルートに入るとすぐに、「双竜の滝」という案内があったのでそちらを見に。

滝が二つに割れているのが名前の由来でしょうか。

結構大きくて、1枚に入りきれませんでした。

 

少し歩くと、水神宮という神社が。なかなかに趣のある神社です。

 

この神社のすぐそばにも小さな滝が。

 

また少し歩くとカフェがあって、その奥に鳩ノ巣小橋という橋が。ここも絶景スポットなのですが、この日は休日ということもあって、川遊びをしている人が多くてちょっと残念。

 

このあたりから、川の色がエメラルドグリーンに変わっていって、とても美しい。

 

岩場ということで道は険しいですが、慎重に進んでいきます。

 

1時間ほど歩いて、白丸ダムに到着です。

 

白丸ダム奥多摩駅

白丸ダム多摩川に設けられた、水量調整・発電用のダム。ダムの上側は白丸湖、という湖になっています。

ダムの上から白丸湖を。ここも綺麗な緑色。

 

下流を見ると、川を遡上する魚のために作られた魚道が見えます。ここの見学も見所らしいのですが、ちょっと疲れていたので今回はパス。

 

ルートに戻ってウォーキング再開。このあたりの道はダム管理者が使用していることもあって、わりと歩きやすかったです。

少し離れたところからダム全景。

 

木々の隙間から白丸湖が見えます。カヌーを楽しんでる人がいました。

 

40分ほど歩いて、数馬峡橋のたもとのチェックポイントに到着。

実は、この時点で左膝に痛みが出ていて、リタイヤしようかどうか悩んだのですが(橋を渡って少し行ったところに、青梅線白丸駅がある)、奥多摩駅まで2.6Kmということで、進むことにしました。

 

20分ほど歩いたところにある数馬西トンネル。短いトンネルですが真っ暗なので雰囲気あります。

 

トンネルを出た先は、舗装路になっていて、川も見えないのでちょっと期待外れ。

発電所のそばを抜けて階段を上ると、もう一般道です。あと1.7Kmが遠い……!

 

道端にコスモスが咲いているのを見かけました。都心よりちょっと季節が進むのが早い。

 

途中でバス停を発見。神庭! 神庭のガーデンは奥多摩にあったのか! と無駄にテンションが上がります(ゲーム「アサルトリリィLast Bullet」に登場する学校の名前と同じなので。作中の設定では荻窪にあるらしい)

なお、バスがあるのなら乗っていこうと思ったのですが、次のバスが20時(この時点で15時すぎ)だったので断念。

 

そこから何とか歩いて、40分ほどで終点、奥多摩駅に到着しました。

 

駅2階のカフェで少し休んでから、電車に乗って帰宅。

 

というわけで、約6時間(休憩含む)、8.7Km、獲得標高616mというトレイルウォーキングでした。

公式ページの案内では3時間半、とあるので、かなり遅い。やはり、終盤、膝の痛みがかなりキツかったのがネックでしたね。無理せずにリタイヤすべきでした。

とはいえ、いい景色を見れたことには満足です。

次は、もう少し短いルート(公称2時間ぐらい?)で選んだ方が良さそうです。

 

川崎の夢見ヶ崎動物公園

久し振りに動物を撮りたい。と思って調べていたら、近所に無料の動物園があることを知ったので、行ってきました。

川崎にある「夢見ヶ崎動物公園」というところです。

 

 

機材について

動物園ということで、望遠レンズが必須となります。

自分が持っているのは、TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXDだけなので、このレンズ1本で行きました。

 

アクセスが分かりづらい

事前に公式HPやGoogleマップは確認したのですが、かなり分かりづらい場所にありました。

武蔵小杉からバスで行こうとしたのですが、公式HPに載っているバスの系統が既に廃止になっている……(公式が更新されてない)。

Googleマップを頼りに、川55系統のバスに乗って、日吉中学校前バス停で下車。案内板などは何も無いので、マップの指示通り歩いて行きます。徒歩10分ほどの所にあるタリーズの角を右に曲がって、奥の左手にある坂道を登った先にありました。写真を撮ってなかったのでストリートビューで。

坂を登り切ったところには園内の案内があるので、正しい場所なのは間違いなさそうです。

来ている人たちは、ほぼ地元の人っぽい感じでした。子供たちや親子連れがそこそこいます。こぢんまりとした動物園ですが、人も少ないので撮影はしやすかったです。

 

園内の動物たち(鳥類編)

まずは、鳥類から。

クジャク。地味なのはメス? 他にもいたのですが、金網がかなり細かい目でうまく撮れませんでした。X-T5の鳥認識がしっかり動作してくれたので撮れた1枚。

 

コバタンというオウムの仲間。オウムは1つの建物に種類ごとに部屋わけされていたのですが、鳴き声がめちゃくちゃうるさい……。

 

オオタカ

 

フラミンゴ。ピンク色の羽根が美しい。

 

ペンギン。プールの側面がガラス張りになっているので、水中の様子も見ることができます。ちょうど餌をくわえたところを撮ることができました。

 

園内の動物たち(哺乳類編)

ヤギ。暑いので日陰に隠れて寝てました。

 

ロバ。背中にカラスが乗って遊んでいました。ロバは嫌がっている模様。

 

ホンシュウジカ。ここにもカラス。

 

ラマ。寝てた。

帰りがけにもういちど見たら起きてました。

 

フサオマキザル。顔つきが人間くさい。

 

ボリビアリスザル。

 

シマウマ。食事中。

 

マーコール。ヤギの仲間。

 

オグロプレーリードッグ

 

意外と楽しめました

1時間ほどで一通り回れるような小さな動物園ですが、いろいろな種類の動物がいて、結構楽しめました。木がたくさん生えているので日差しも少しだけ楽でした。

この日は暑さでレッサーパンダの展示が中止になっていたりしたので、また別の機会に行ってみたいです。

 

帰りにタリーズで1杯。

 

 

国立新美術館

ふと思い立って、東京・六本木にある国立新美術館に写真を撮りに行ってきました。

都内有数のフォトスポット、というのを知ってはいたのですが、今まで行ったことが無かった場所です。

 

 

機材について

カメラはFUJIFILM X-T5。レンズはいつものXF18-55mmF2.8-4 R LM OISと、建物の撮影ということでXF14mmF2.8R、あとカメラバッグにスペースがあったのでSuperTAKUMAR 55mmF1.8も持っていきました。

実際に一番多く使ったのはXF14mmでした。広く撮れるのと、パースが大きく付いて立体感が増して見えるのがメリットですね。

 

館内写真

というわけで、早速撮ってきた写真をご覧ください。

全面ガラス張りの壁面になっていて、個々の窓は直線なのですが、全体で見ると曲線という複雑な形状になっています。また、ガラスから差し込む光と影が美しいコントラストを描いています。撮っていて楽しい。

 

 

モノクロもいい!

撮影時は、フィルムシミュレーションをPROVIA(Standard)で撮っていたのですが、撮っている間に思ったのが「これ、モノクロでもいけるんじゃないか?」ということでした。

ということで、家に帰ってから、RAWからACROS(モノクロ)で現像し直してみました。

上に貼った写真のモノクロです。雰囲気はだいぶ変わりますが、やはりかっこいい。ガラスを支える柱のソリッド感と、暗部にかけてのグラデーションが良い感じです。

他にもモノクロで良いと思ったのを何枚か。

最後のだけ、オールドレンズのSuperTAKUMAR 55mmF1.8で撮った物です。現代のレンズとは違って柔らかい感じがいい雰囲気になったと思います。

 

 

アイドルマスター シンデレラガールズ Shout out Live!!! in 名古屋

2023/09/09~10に、アイドルマスター シンデレラガールズのライブ「Shout out Live!!!」参加のため、名古屋に行ってきました。

今回、担当(高森藍子役の金子有希さん)が出演されるというので、試しにチケット応募したら通ってしまったのです。Day1だけですが。

デレマスのライブに現地参加することも初めて、名古屋に行くのも初めてです。

 

 

1日目(ライブ当日)

ライブは9日、10日の2日間あったのですが、自分がチケットを買えたのは9日の分だけ。

というわけで、9日の朝、新幹線に乗って名古屋に向かいました。

お昼頃、予定通りに名古屋到着。暑いとは聞いていたのですが、かなりの蒸し暑さ。まあ、東京も十分暑いんですが。

駅の地下街で食事。いわゆる「名古屋めし」っぽいものを。

 

揚げ物を味噌だれに付けて食べるやつです。熱々で、猫舌気味の自分にはちょっと大変だったけど、美味しかったです。

 

食事の後は、有名なナナちゃん人形を見に。この日は、USJのキャラクター?っぽい格好をしていました。でかい。

 

お約束のAR写真も撮っておきます。「ナナでーす!キャハッ!」

 

会場となる愛知県国際展示場(スカイエキスポ)までは、予約していたオフィシャル送迎バスで向かいます。

主催の名鉄観光が、今回、久川凪・颯姉妹推しということで、先頭座席には二人のPOP。シートベルトもしっかり装着しています。

 

15時ごろ会場に到着。待ち合わせをしていた栗原ネネPさんたちと合流して、名刺くばり。この日は栗原ネネの誕生日ということで、特別に作った名刺です。

参加した7人とも同じデザインで、誰だか分からなくなるイカれた名刺です(笑)。裏面は全員違うんですけど。受け取った人にはだいたい笑ってもらえたので、まずは成功でしょうか。

この日は、これだけのPさんと名刺交換をすることができました。ありがとうございます。

 

Shout out Live!!! 感想

さて、肝心のライブですが。

個人的には、ぶっちゃけ残念でした……。

演者さんはよかったと思うんですよ。たぶん。

ただ、自分の座席がいちばん後ろ、右端のグループ(E14ブロック)だったので、ほとんど何も見えなかったんです。ステージにいる人がほぼ豆粒なのは覚悟していましたが、2つある大型スクリーンも、前の人たちの影になって半分ぐらい見えない……。

おかげで、ステージで今歌っているのが誰か、何人ステージに出ているのかすら分からない状況でした。

あと、これは自分のせいですが、演者さんの顔と名前が一致しない……。とにかく人多いですからね。声を聞いても全員を聞き分けられるわけでも無いですし。

そして、今回、ライブのテーマが「ロック」だったのですが、とにかく自分にロックの素養が無いので、そのへんも楽しみづらかった一因でした。どう反応していいのか分からない……。

 

もちろん、楽しめた曲もありました。「ミライコンパス」「セレブレイト・スターレイル」「ノートの中のテラリウム」は良かったし、「恋が咲く季節」のグランディフローラ(高森藍子相葉夕美・西園寺琴歌のユニット)バージョンが聞けたのは嬉しかったです。ガチガチにロックアレンジされた「きゅん・きゅん・まっくす」も楽しかったですね。

 

でも、この席で13,000円は高かったな……というのが正直なところです。

後方の、見えない現地より、配信の方が良かったのかも、と思います。

 

当日のセットリストはこちら。

imas-db.jp

2日目

名古屋で1泊して、2日目。特に予定は無いので、今回のライブに合わせた企画「でらます!」のポイントをめぐっていくことにしました。

 

金山駅周辺

まずは、宿泊先にほど近い、金山観光案内所でパシャリ。観光大使は愛野渚。

 

少し歩いた先にある名鉄観光の案内所にも。小室千奈美と水野翠。

 

JRで金山駅から名古屋へ。「鉄」要素は無いのですが、東京では見ない車両なのでつい撮ってしまいます。

 

名古屋駅周辺

まずは名鉄観光の案内所。ここは久川凪・颯姉妹。

 

コラボショップ「青柳総本家」では多田李衣菜

ここで、つい、コラボういろうを買ってしまいました。担いでいたリュックがずっしり。

 

続いて、エスカ地下街にある「なごみゃ」へ。原田美世。

 

少し歩いたところにある、自衛隊広報ROOMへ。こちらは大和亜季

提供素材だけでなく、手描きのイラストもあるのが嬉しいですね。

そして自衛隊バイクかっこいい。

 

栄駅周辺

栄駅のほうへ移動。すぐ近くに中部電力MIRAI TOWERが見えます。

 

が、その前に、すぐ近くにあるオアシス21のiセンターへ。探すのに苦労しました……。ここは五十嵐響子と辻野あかり。

 

オアシス21では、この日、関裕美Pの間で有名な関牛乳さんが出店していたらしいのですが、まったく気付きませんでした……。

 

続いて、MIRAI TOWERへ。1300円払って展望台へ。ここでは二宮飛鳥。

 

展望室、見晴らしは良いのですが、かなり狭い。支柱が普通に斜めに張り出していて、頭ぶつけそうになりました。

 

栄駅のポイントとしては、もう一箇所、「和かふぇ冨士屋」さんがあったのですが、地図を見たら徒歩15分とあって、断念。この時点で、かなり疲れてたんですよ……。

 

その後、名古屋城に行ったのですが、入り口手前で雨が降ってきたので断念。

これで一旦、でらますポイント巡りは終わりにしました。

 

ライブ会場でフラスタ撮影

地下鉄で金山駅に向かい、そこから近鉄中部国際空港へ向かいます。

また撮り鉄

 

目的は、昨日見つけられなかったフラワースタンドを見ること。

会場でしばらくうろうろして、やっとフードコートの奥で発見。

まずは担当の藍子ちゃん関連のを。

こちら、自分も出資したので名前が入ってます。ブログ用にリサイズしたら全く見えませんが、原寸ではしっかり写ってました。ありがとう4000万画素。

 

 

その他いろいろ。なお、たくさんあったため、全部は撮っていません。

 

最後に、Cygames公式フラスタを撮って終了。

 

という感じの、名古屋滞在でした。

でらますチェックポイント、回りきるのに1日じゃ全然足りないですね。名古屋港水族館とか行きたかった……。

ちなみに、2日目は23,000歩ほど歩いて、今(翌日)、絶賛筋肉痛です……。

 

今回、ゲットしたしたグッズ類はこちら。

 

オールドレンズ Super-TAKUMAR 55mm F1.8

オールドレンズ Super-TAKUMAR 55mm F1.8 を買ってしまいました。久し振りのレンズ購入になります。

ほぼ衝動買いでして、

  • オールドレンズを触ってみたかった
  • マニュアルフォーカスレンズを触ってみたかった
  • 中望遠の単焦点を使ってみたい
  • 金はない

というところに、秋葉原の中古カメラショップ、「2nd BASE」で、オールドレンズフェアというものをやってまして(現在は終了)。

www.2ndbase.jp

指定のレンズとマウントアダプターをセットで1万円で売ってたんです。

多くは標準レンズですが、APS-Cにフルサイズ用の標準レンズを付けると、それだけで中望遠(70~80mm)になるんですね。

そして、この値段なら、失敗しても諦めが付く。そう思って買ってしまいました。

 

 

外観等

というわけで、購入したのがこちら。オールドレンズ界のファーストステップ、として有名な、Super-TAKUMAR 55mm F1.8です。ほかにも色々あったんですが、まずは有名どころのこちらで。

 

正式名称は、Super-Multi-Coated TAKUMAR 1:1.8/55。多層コーティングがされた、わりと後期モデルの模様。

焦点距離55mmなので、APS-CのX-T5に付けると、フルサイズ換算82.5mmの画角になります。

 

セットのマウントアダプター。マウントはM42マウント(ネジ切り)になります。

 

合体。

 

手持ちのXF18-55mmF2.8-4 R LM OISと比較。XF18-55mmより一回り小さい感じ。

 

重量はアダプター込みで334g。上に挙げたXF18-55mmが310g。小さいのにずっしりする感じです。

 

カメラに装着するとこんな感じ。なかなかにかっこいいです。


最初に取り付けたとき、レンズのピント/絞りの指標が真上を向いていなくて、どうしたものかと思ったのですが、マウントアダプター側に小さな芋ネジがあり、これを緩めると(回すための六角レンチもアダプターのパッケージに入ってました)、アダプター内側をグルグル回すことができるので、角度を調整して事なきを得ました。

 

現代レンズとの比較(室内・フィギュア)

早速、室内でいつもの高森藍子フィギュアを撮ってみました。

ピント合わせですが、Xシリーズのカメラには、マニュアルフォーカスの際にアシスト機能が付いていて、ピントが合っている部分に色を付けることができます。なので、それほど難しくはありませんでした。ピントリングを回すとだんだんと像がハッキリしていくのは楽しいですね。

 

F1.8(解放)。フィルムシミュレーションはProviaです。ピントは開けている左目に合わせました。

フォーカスから外れて行くにつれて、なだらかにボケていくのが良い感じです。

 

F4。スカートの色のりが少し濃くなったような気がします。また、ピント面のキレも良くなりました。

 

F8。

 

XF18-55mmを55mmにセットして写すとこんな感じ。AF(AF-S)で左目にピントを合わせています。

F4(解放)。

 

F8。

 

TAKUMAR、思っていたのより写りいいですね……。F4で現代のレンズと比べても、若干の違いはある物の、決して悪くない感じです。室内での撮影のため、強い光が入ってこなかったので、いわゆるオールドレンズらしさはあまり出なかったようです。

さすがに解放1.8だと、ピント面でも少しユルさがありますね。

 

現代レンズとの比較(屋外・曇天)

今度は、屋外で撮ってみました。天候は曇り。

ノカンゾウの花。フィルムシミュレーションはASTIAです。

F1.8。背景のボケがなだらかです。ただ、ピント(花のしべ)はいまいちハッキリしない。

 

F4。ボケ量は少なくなりますが、ピント面のキレはとてもいいですね。

 

F8。花全体にピントが合っています。

 

XF18-55mmでもテスト。F4。色ののり(特に背景の緑)がずっと濃くなっているのがわかります。

 

F8。

 

今度は少し離れたところから建物(神社)を、PROVIAで。

F1.8。ピントは鐘に合わせているのですが、やはりいまいち。前ボケ(左右の木)も綺麗です。

 

F4。ピント面もハッキリしています。

 

XF18-55mmのF4。赤色はあまり差は出ませんね。一方で、背景のボケ(特に右奥の木々)にざわつきが感じられます。

 

もう一つ比較例。今度はサルスベリの花です。ASTIA。

F1.8。ザ・玉ボケという感じに。

 

F4。玉ボケが六角形になっています。

 

XF18-55mm F4。緑が濃い。そして、遠景が少し流れている感じがあります。

 

という感じで、現代のレンズと比較してみました。

  • 解放と絞り込んだときで描写が大きく変わる
  • ボケはなだらか
  • 緑が薄くなりがちだけど、逆に花の色が際立つ

といった印象です。意外と花撮影には向いているかも、と思いました。

あと、APS-Cのサイズに切り取られているため、オールドレンズにありがちな周辺減光はほとんど感じられません。おかげで、意外と普通に使えてしまう印象です。

 

現代の中望遠単焦点レンズと比較してみたいのですが、お金が厳しいです。

 

その他作例(その1.曇天)

その他にもいろいろ撮ってきたので、見てください。だいたい絞り開放です。

コサギ

 

少し日が射していたので、木の葉の間から太陽を。ガチ逆光ですが、フレアは強いものの、ゴーストは出ませんでした(少し色は付いてる)。マルチコート型なので、やはり逆光には強めなようです。

 

床屋の庭先に咲いていたキョウチクトウ

 

ニチニチソウ(というらしい)。

 

カモを撮ろうとしたら、別のカモが割り込んできました。

 

モカモカモカモ大乱闘(してない)。

 

草うめぇwww

 

その他作例(その2.晴天)

ここからは別の日。天候は晴れです。

 

キバナコスモスとミツバチ(トリミング)。

 

アゲハチョウ(トリミング)

 

日差しが強いとやっぱり白っぽくなりますね。

 

晴天時の太陽に向けて、やっと虹色のゴーストを写すことができました。ゴーストが勝手に入り込むようなことはあまり無さそうです。

 

 

夏の神代植物公園

ちょっと思い立って、東京・調布にある神代植物公園に行ってきました。

何度か行ったことはある場所ですし、バラ園が有名なので見頃は春と秋なのですが、夏は夏でいろいろ花が咲いているようなので、久し振りに足を伸ばしてみました。

 

カメラ機材は、いつも通り、FUJIFILM X-T5とTAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXDです。

 

 

温室

神代植物公園の名物といえば、この大温室ですよね(外観の写真撮るの忘れた)。

というわけで、まずはここから。温室と言っても、暑さは真夏の外気とあまり変わりませんでした……。

 

ヤエサンユウカ

 

サンタンカ

 

ナンヨウサクラ

 

アリアケカズラ

 

食虫植物展

温室内では、企画展として食虫植物の展示が行われていました。

 

普段あまり見かけることのない植物で、なかなか面白かったです。

そして、Tamron 18-300mmはかなり寄れるので、X-T5で撮影後トリミングすると、こうやって疑似マクロっぽい撮影ができるんですね。便利。

 

睡蓮

温室ではもう一つ、睡蓮の花が見頃を迎えていました。

 

水辺に咲く色とりどりの睡蓮はとても画になりますね。

 

外に咲く花とか

温室を一通り見終わって、外に出ます。……暑い!

バラ園中央の噴水。バラ園はさすがにまだ殆ど咲いていません。

 

木陰の小川はすこしだけ涼しい。

 

でも、この暑さの中でも咲いている花がありました。

 

お昼過ぎだったのですが、蓮の花が咲いてるのも見ることができました。池では無く地面に掘った井戸状の穴から咲いていたため、すぐ近くで見ることができました。

 

アゲハチョウ。シャッタースピード上げるの忘れて羽根がブレてます……。手前でボケてるのは敷地に入らないよう張られた鎖。

 

ムクゲ

ムクゲもこの時期に咲く花。固まって植えられているエリアがありました。

 

サルスベリ

公園の一番端に、サルスベリが咲いているエリアがあるので行ってみました。

 

猛暑の中でしたが、予想外に撮れ高が高くて満足な一日でした。くれぐれも熱中症対策は忘れずに!

途中で食べたアイス(チョコバナナクレープ)が最高でした……。

 

不忍池の蓮の花2023

去年の夏も、上野・不忍池の蓮の花を撮りに行ったのですが、今年も撮りに行きました。

↓去年の記事

fudsuki.hateblo.jp

カメラが変わっているので(X-T30→X-T5)写りがどう違うか、確かめてみたかった、というのもあります。レンズは去年と同じくTAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD (Model B061)。高倍率ズームレンズです。

 

 

去年より遅い時期に行ったせいか、花より葉っぱが育ってる感じになってました。

 

 

最近、花撮影はフィルムシミュレーションを「ASTIA」にして撮るのがお気に入りです。Velviaも綺麗に映るんですが、ASTIAの方が柔らかな雰囲気になるのが良いのです。

カスタム設定は、カラークローム・エフェクトを「強」、カラークロームブルーを「弱」、カラーを「+2」、シャドウを「-0.5」に設定しています。

 

こちらはX RAW STUDIOでVelviaを適用してみたもの。色調の違いがわかるかと思います。

 

不忍池辯天堂の手水舎にも蓮の花。

 

咲きかけのつぼみ。

 

 

撮影は早朝(7時過ぎ)に行ったのですが、とんでもない暑さでした……。1周、1時間弱歩いたところで、人間の方がリタイヤです。今年の夏の暑さはちょっと異常だと思います。