透明な七月

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文月十一郎のブログです。趣味のことなどをつらつらと。写真多め。

秋の筑波山に登ってきた

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また久し振りに山に行きたいな。と思い、筑波山に行ってきました。

 

 

筑波山に決めた理由

筑波山に決めた理由ですが、

  • 家から日帰りで行ける
  • 奥多摩方面は何度か行っているので、違うところに行ってみたかった
  • 比較的低い & スタート地点からの距離があまり長くない
  • 見所が多そう
  • 日本百名山のひとつ
  • ロープウェイとケーブルカーがあり、何かあっても下山しやすい

といったあたりが大きな理由です。

筑波山までは、秋葉原からつくばエクスプレスで1時間弱、そこからバスで1時間ほど。

筑波山の登山コースはいくつかあるのですが、今回は、「おたつ石コース」と呼ばれる、一番短いコースを選択。

 

www.mt-tsukuba.com

山の中腹に設けられた、つつじヶ丘駐車場(ここまでバス)から、二つある山頂のうち女体山を目指し、その後男体山へ向かう、というルートを決めました。帰りは状況次第ですがロープウェイで下山するつもりで。

 

つつじヶ丘駐車場~弁慶茶屋跡

天気は曇り空。この日から急に気温が下がったこともあり、結構涼しい。一応、防寒具(フリース)を纏って出発です。

 

金色のガマガエル像。「ガマの油売り」の発祥がこの筑波山なんだとか。

 

登山道は整備されているものの、結構な急坂。そして、岩が多い! 暑くなって、すぐにフリースは脱いでしまいました。

 

途中の広場で小休止。かなり遠くまで見渡すことができます。

 

ススキの穂が秋を感じさせます。

 

アザミ(?)の花も至る所に咲いていました。

 

1時間ほど登って、弁慶茶屋跡というポイントに到着。半分ほど登ってきたようです。

 

弁慶茶屋跡~女体山山頂

ここから少し歩いたところに、「弁慶七戻り」と呼ばれる奇岩があります。

岩と岩の間の上に岩が乗っているという、どうやってできたのか想像も付かない風景。

反対側から。

 

このあたりから、奇岩ラッシュ区域になります。

まずは、高天原(たかまがはら)と呼ばれる岩。これも岩と岩の間に細い隙間ができています。右の岩の上には神社も。

 

「母の胎内くぐり」。大岩の下に、くぐれる程度の隙間が空いています。

 

「出船入船」。船が2艘並んだように見える。

 

「裏面大黒」。大黒様の後ろ姿に似ている、金運・出世のパワースポット。

 

「北斗岩」

 

「屏風岩」

 

「大仏岩」高さ15mもあるそう。

 

そんな感じで写真を撮りつつ女体山山頂前広場に到着。ところが、肝心の頂上に向かって長蛇の列が。頂上は非常に狭い場所なので人が少ししか入れないため、待ち行列になってしまっているようでした。

ちょうどお昼時で、お腹も空き始めていたため、一旦、女体山山頂はあきらめ、男体山方面へ向かうことにします。

 

女体山~御幸ヶ原

少し進むと、まだあった奇岩シリーズ。「ガマ石」と呼ばれていて、この石の前で「ガマの油」の口上が考え出されたという言い伝えが残されています。

 

せきれい茶屋という休憩所を通過。

 

明治時代に、調子漁港の漁民から奉納されたという船のイカリ。

 

せきれい石。この石の上に鶺鴒(セキレイ)が止まって、イザナギノミコト・イザナミノミコトに夫婦の道を教えたという伝説があります。

 

しばらく緩い下り坂を下っていくと、御幸ヶ原、という開けた場所に到着。休憩所、展望台、ケーブルカーの駅、トイレなどがあります。奥に見えるのが男体山

休日のお昼時ということで人が多い。遠足?で来ていた小学生の集団もいました。また、ガマの油の口上も披露されていました。

 

見晴らしも良いです。

 

自分もここで休憩してお昼ご飯に。登る前に買ったおにぎりをいただきました。

ついでに、バッテリーの減ったスマホも充電。ただ、おにぎり食べているだけでは充電が進まなかったので、休憩所のカフェで少し時間を潰します。ホットカフェラテが身にしみる……。

 

しばらく休んだのち、男体山に向けて出発します。

 

男体山

男体山までの道のり。距離はそれほど長くないのですが、登山道が途中からガチの岩場になります。傾斜も急。危険なのでカメラはしまって、登ることに集中します。

 

15分ほど登って、山頂に到着。

 

山頂からは、関東平野を一望できます。天気が良ければ、スカイツリーや富士山も見えるらしいのですが、この日は雲がやや多くて無理。そのがわり、雲の影から差し込む光がとても美しかったです。

 

この風景を収めるために、14mm(35mm換算21mm)の超広角レンズも持っていったので、交換してパシャリ。

 

山頂の神社に、登山の安全を祈願していきます。

 

狛犬がかわいい。

 

山頂近くには、廃墟っぽい建物が。

廃墟っぽいけど、「筑波山神社筑波大学共同気象観測所」ということで、まだ管理下にあるようです。日本初の山岳測候所で、作られたのが1902年(明治35年)。建物自体は1928年(昭和3年)のものだそう。

 

女体山山頂

男体山から御幸ヶ原に戻って、再度、女体山山頂を目指します。来たルートを逆方向に。

行ってみると、山頂前はやっぱり行列でしたが、昼前ほどではなく。これならば待てると思い、列に並びます。

 

まずは、神社で下山までの安全を祈願。

 

筑波山の標。

 

しばらく待ったあと、ようやく山頂に到着。ここも景色が素晴らしいです。

3枚目に見えるのは、たぶん霞ヶ浦

ちょっと焦っていたので、山頂自体の形を撮っていませんでした……。

 

下山

時間も結構遅くなっていたし、また足の痛みも出ていたので、予定通り、ロープウェイで下山。女体山山頂から少し降りたところにロープウェイ乗り場があります。

 

ロープウェイ乗り場にも展望台があり、見晴らしのいい景色を見ることができます。

 

ロープウェイが到着。

 

6分ほどで下のつつじヶ丘駅に到着。

 

こうして、無事、下山することができました。

徒歩時間4:49。距離3.8Km。獲得標高609mでした。

見所たくさんで楽しい登山でした

初めて行った筑波山でしたが、天気にも恵まれたおかげで見所が多く、楽しめました。

登山シーズンの休日とあって、人はかなり多かったですけどね……。

岩場が多いので、しっかりとした靴は必須ですね。