また久し振りに山に行きたいな。と思い、筑波山に行ってきました。
筑波山に決めた理由
筑波山に決めた理由ですが、
- 家から日帰りで行ける
- 奥多摩方面は何度か行っているので、違うところに行ってみたかった
- 比較的低い & スタート地点からの距離があまり長くない
- 見所が多そう
- 日本百名山のひとつ
- ロープウェイとケーブルカーがあり、何かあっても下山しやすい
といったあたりが大きな理由です。
筑波山までは、秋葉原からつくばエクスプレスで1時間弱、そこからバスで1時間ほど。
筑波山の登山コースはいくつかあるのですが、今回は、「おたつ石コース」と呼ばれる、一番短いコースを選択。
山の中腹に設けられた、つつじヶ丘駐車場(ここまでバス)から、二つある山頂のうち女体山を目指し、その後男体山へ向かう、というルートを決めました。帰りは状況次第ですがロープウェイで下山するつもりで。
つつじヶ丘駐車場~弁慶茶屋跡
天気は曇り空。この日から急に気温が下がったこともあり、結構涼しい。一応、防寒具(フリース)を纏って出発です。
金色のガマガエル像。「ガマの油売り」の発祥がこの筑波山なんだとか。
登山道は整備されているものの、結構な急坂。そして、岩が多い! 暑くなって、すぐにフリースは脱いでしまいました。
途中の広場で小休止。かなり遠くまで見渡すことができます。
ススキの穂が秋を感じさせます。
アザミ(?)の花も至る所に咲いていました。
1時間ほど登って、弁慶茶屋跡というポイントに到着。半分ほど登ってきたようです。
弁慶茶屋跡~女体山山頂
ここから少し歩いたところに、「弁慶七戻り」と呼ばれる奇岩があります。
岩と岩の間の上に岩が乗っているという、どうやってできたのか想像も付かない風景。
反対側から。
このあたりから、奇岩ラッシュ区域になります。
まずは、高天原(たかまがはら)と呼ばれる岩。これも岩と岩の間に細い隙間ができています。右の岩の上には神社も。
「母の胎内くぐり」。大岩の下に、くぐれる程度の隙間が空いています。
「出船入船」。船が2艘並んだように見える。
「裏面大黒」。大黒様の後ろ姿に似ている、金運・出世のパワースポット。
「北斗岩」
「屏風岩」
「大仏岩」高さ15mもあるそう。
そんな感じで写真を撮りつつ女体山山頂前広場に到着。ところが、肝心の頂上に向かって長蛇の列が。頂上は非常に狭い場所なので人が少ししか入れないため、待ち行列になってしまっているようでした。
ちょうどお昼時で、お腹も空き始めていたため、一旦、女体山山頂はあきらめ、男体山方面へ向かうことにします。
女体山~御幸ヶ原
少し進むと、まだあった奇岩シリーズ。「ガマ石」と呼ばれていて、この石の前で「ガマの油」の口上が考え出されたという言い伝えが残されています。
せきれい茶屋という休憩所を通過。
明治時代に、調子漁港の漁民から奉納されたという船のイカリ。
せきれい石。この石の上に鶺鴒(セキレイ)が止まって、イザナギノミコト・イザナミノミコトに夫婦の道を教えたという伝説があります。
しばらく緩い下り坂を下っていくと、御幸ヶ原、という開けた場所に到着。休憩所、展望台、ケーブルカーの駅、トイレなどがあります。奥に見えるのが男体山。
休日のお昼時ということで人が多い。遠足?で来ていた小学生の集団もいました。また、ガマの油の口上も披露されていました。
見晴らしも良いです。
自分もここで休憩してお昼ご飯に。登る前に買ったおにぎりをいただきました。
ついでに、バッテリーの減ったスマホも充電。ただ、おにぎり食べているだけでは充電が進まなかったので、休憩所のカフェで少し時間を潰します。ホットカフェラテが身にしみる……。
しばらく休んだのち、男体山に向けて出発します。
男体山
男体山までの道のり。距離はそれほど長くないのですが、登山道が途中からガチの岩場になります。傾斜も急。危険なのでカメラはしまって、登ることに集中します。
15分ほど登って、山頂に到着。
山頂からは、関東平野を一望できます。天気が良ければ、スカイツリーや富士山も見えるらしいのですが、この日は雲がやや多くて無理。そのがわり、雲の影から差し込む光がとても美しかったです。
この風景を収めるために、14mm(35mm換算21mm)の超広角レンズも持っていったので、交換してパシャリ。
山頂の神社に、登山の安全を祈願していきます。
狛犬がかわいい。
山頂近くには、廃墟っぽい建物が。
廃墟っぽいけど、「筑波山神社・筑波大学共同気象観測所」ということで、まだ管理下にあるようです。日本初の山岳測候所で、作られたのが1902年(明治35年)。建物自体は1928年(昭和3年)のものだそう。
女体山山頂
男体山から御幸ヶ原に戻って、再度、女体山山頂を目指します。来たルートを逆方向に。
行ってみると、山頂前はやっぱり行列でしたが、昼前ほどではなく。これならば待てると思い、列に並びます。
まずは、神社で下山までの安全を祈願。
筑波山の標。
しばらく待ったあと、ようやく山頂に到着。ここも景色が素晴らしいです。
3枚目に見えるのは、たぶん霞ヶ浦。
ちょっと焦っていたので、山頂自体の形を撮っていませんでした……。
下山
時間も結構遅くなっていたし、また足の痛みも出ていたので、予定通り、ロープウェイで下山。女体山山頂から少し降りたところにロープウェイ乗り場があります。
ロープウェイ乗り場にも展望台があり、見晴らしのいい景色を見ることができます。
ロープウェイが到着。
6分ほどで下のつつじヶ丘駅に到着。
こうして、無事、下山することができました。
徒歩時間4:49。距離3.8Km。獲得標高609mでした。
見所たくさんで楽しい登山でした
初めて行った筑波山でしたが、天気にも恵まれたおかげで見所が多く、楽しめました。
登山シーズンの休日とあって、人はかなり多かったですけどね……。
岩場が多いので、しっかりとした靴は必須ですね。