先日、愛用しているカメラ、FUJIFILM X-T5のファームウェアアップデートが行われ、AF性能がアップしました。ということで、どこかに撮影に行こうと考えていたところ、「そうだ、高尾、行こう」と不意に思いついてしまったので、行ってきました。
麓~リフト駅まで
5月下旬の高尾山は、緑の濃い、すがすがしい空気でした。日差しは強めだったものの、森の中を通る登山道は日陰も多く、涼しい風が緩やかに吹いています。
今回歩いたのは、「1号路」と呼ばれる、メジャーで初心者向けのコース。山登りの経験は無いし、装備もちゃんとはしてないので、安全なルートで頂上を目指します。
どんな景色が撮れるかもよく分かってなかったので、カメラはX-T5に、Tamronの便利ズーム、18-300mm F3.5-6.3 Di III-A VC VXDだけを装着して行きました。
所々に水も湧き出しています。
初心者向けとはいえ、結構な坂が続きます。運動不足の身にはかなり応える。休み休みしながらゆっくりと進みます。
1時間半ほど歩いて、麓から延びるリフト駅まで到着。
リフト駅周辺
リフト駅から少し歩いた先で、都心方向を見渡せる場所がありました。
うっすらと見えるのは都庁でしょうか。天候次第ではスカイツリーまで見えるらしいのですが、この日はそこまでは無理でした。
その少し先には、蛸杉と呼ばれるご神木が。ヤマノススメで見たやつだ!
タコの足のように見える根のあたりには触らないよう、柵が貼られていました。
代わりに、撫でてもいい、タコの石像が。みんな撫でるのでツルツルです。
10分ほど進んだところに、食事を採れるお店が。12時を過ぎていましたが、まだお腹が空いてなかったのでそのまま進みました。
薬王院
茶屋から5分ほど歩いて、薬王院の山門に到着。
山門には四天王像が。
天狗の伝説にちなんで、天狗像もあります。
境内から続く石段を登った先に本堂が。ただ、人が多くてうまく写真を撮れなかったので、その先の石段から。
石段を登った先にあるのが奥の院。
山頂
奥の院から、さらに20分ほど登って、やっと山頂です。麓からは2時間半ほどかかった感じです。
山頂は割と広く、さらに遠くの山々を見渡すことができます。
蝶が飛んでいたので、新AFの昆虫のテスト。
蝶の所を拡大。
このサイズではAFの成功率はあまり高くないのです(というか、フレームインするのだけで一苦労)が、合ったところではバッチリ合ってくれました。
色から察するに、ミヤマカラスアゲハという蝶のようです。
下山
頂上で食事をとって、しばらく休憩してから下山。少し周りを見る余裕があったのか、いくつか花の写真を撮ることができました。
登山道の脇に、キイチゴの実が成っているのを発見。
茶屋でソフトクリームを。ミルクが濃くて美味。
割とへとへとだったので、帰りはリフトで下山しました。せっかくなので動画を撮ってみたけど、後で見直したらいろいろひどい(カメラワークとか)ので、切り取り静止画で。
疲れたけど楽しい登山体験でした
というわけで、往復5時間半。ちゃんとした登山は初めてだったのですが、すがすがしい空気に包まれて、新鮮な気分を味わえました。
18-300mmのレンズはちょっと重かったですね。超望遠域を使ったのは、遠景の都心を撮ったのと、蝶の撮影ぐらいだったので、標準ズーム、あるいは単焦点でも良かったかもしれません。そんな事も含めて、いい経験でした。
なお、本日は全身筋肉痛です……。