透明な七月

透明な七月

文月十一郎のブログです。趣味のことなどをつらつらと。写真多め。

標準単焦点レンズ XF33mmF1.4 R LM WR 購入

標準単焦点レンズ、FUJINON XF33mmF1.4 R LM WRを買ってしまいました。

 

 

購入動機

今まで、標準域の単焦点レンズとして、SIGMA 30mm F1.4 DC DN | Contemporary を使っていました。

安価・軽量で良いレンズだと思うのですが、ちょっと不満も出てきまして。

一つは、解放で明暗差の大きいところにフリンジが出やすいこと。

もう一つは、やはり解放で若干ピントが甘い時があること。特にX-T5の瞳AF(鳥・動物)を使ったときに。

どちらも絞れば気にならないのですが、せっかくF1.4レンズ使ってるんだから、解放で使いたいですよね。

となると、気になってくるのが純正のXF33mmF1.4。ただ、高価なので手を出せずにいたのですが、マップカメラの中古セールで、SIGMA 30mmを下取りに出せば結構安く買える……ということに気付いてしまいまして。

結局、買ってしまいました。

 

開封・大きさ等

というわけで、届きました、XF33mmF1.4 R LM WR。35mm換算で50mmという、ジャスト標準レンズです(SIGMA 30mmは換算45mmでした)。

箱は、富士フイルムユーザーならお馴染みの真っ黒な箱。

 

中には説明書とソフトケース(袋)、そしてレンズ本体とフードが入っています。

 

外観。中古で「良品」(ランクB)でしたが、特に気になる点はありませんでした。

金属主体の作りで、手触りはとても良いです。絞りリング・ピントリングとも回した感じも良好。

 

フードが少しでかい。

 

ズームレンズの、XF18-55mmとよく似たサイズ感です。フィルター経も同じ58mm。

 

SIGMA 30mmF1.4との比較。XF33mmのほうがわずかに大きい。

 

なお、重さは、XF33mmが381g、SIGMA 30mmが289g(ともに前後キャップ付き)と、100g近い差があります。手で持っても、違いが分かる。SIGMAのほうはプラ部品多いですからね……。

 

実写比較

遠景

まずは、遠くの風景を。どちらもF1.4で撮ってみました。

SIGMA 30mm。

 

XF33mm。

 

同じ位置から撮ったので、わずかにXF33mmの方が画角が狭くなっているのがわかるかと思います。XF33mmは少し周辺減光が出ていますね。

中央部を拡大。SIGMAはビルの日の当たった面や、下のスワンボートにフリンジが出ているのが分かります。

 

XF33mmは、フリンジは殆ど見られません。このため、とても解像感が高く感じられます。

 

F4まで絞ると、ほとんど差は無いように感じられます。

 

中距離

今度は、数m先にある被写体を。

まずはSIGMA

 

XF33mm。同じくらいの画角にするため、2歩ほど下がって撮っています。

 

SIGMAよりXF33mmのほうがややコントラストが高い感じ。また、SIGMAのほうはややウォーム、XF33mmは少しクールな印象ですね。

画面下の、しめ縄から垂れている房を拡大。上がSIGMA、下がXF33mmです。やはりXF33mmのほうが解像感が高いですね。

 

近距離

続いては近距離の被写体。同じように撮ったつもりだったのですが、上のSIGMAのほうがやけに明るく(絞り優先で撮ってるので、シャッタースピードが長く)なってしまいました。

 

ピント面の解像感はややXF13mmが上、コントラストもXF13mmが高いように思えます。ボケ味は同じような感じでしょうか。

 

逆光耐性・光芒

太陽の光を入れてみました。SIGMAのほうは、右下にゴーストが出ちゃってますね。

 

F8まで絞るとこんな感じに。XF33mmの方がシャープな光芒が見れました。

 

そのほかXF33mm作例

イチョウの木をF8に絞って撮影。めちゃくちゃシャープです。

 

明暗差・距離差の大きい例。F1.4で、馬の像の目にピントを合わせています。前ボケも綺麗ですね。

 

サザンカの花が咲いていたのでF1.4で。蜜を吸いに来ていた蜂にぴったりピントが合ってくれました。

 

鳥AFでハト。F1.4ですが、瞳にしっかりとピントが合いました。外すときは外すんですが、合うとものすごくキレがいい。

 

逆光気味でモミジをF1.4で。玉ボケ、周辺ではレモン型になっちゃいますね。少し輪郭は出ていますが、年輪模様は見られません。

 

動物AFでネコ。F1.4。トリミングしてます。瞳にしっかりピントが合ってますし、毛のふさふさも描写されています。こういうのを撮りたかった。

 

ピント面の切れ味が最高

ピント面のシャープさが最高に気持ちいいですね。解放のF1.4でもちゃんとシャープですし、AFが高速・高精度なので、積極的に解放を使う気にさせてくれます。

使い勝手の点でも、絞りリングが付いているのがやっぱりいいですよね。絞りの調整が楽ですし、触っていてテンション上がります。

難点としては、SIGMA 30mmと比較して重いのと、価格がとても高いところですが、ここは画質とのトレードオフですね。

まだ1日しか使っていませんが、まずは非常に好印象です。

 

晩秋の大山(神奈川・丹沢)登山

11/23(勤労感謝の日)に、神奈川・丹沢地域にある大山(おおやま)に登ってきました。

 

 

膝痛対策

これまで、何度か登山を経験してきましたが、毎回のように膝(左膝)に痛みが出て、後半の下りで辛い思いをしていました。

というわけで、今回は膝の痛みに効くという、靴の中に入れるインソールと、膝サポーターを買ってみました。

 

 

インソールは、標準の物は1枚のシートですが、今回買った物は複数の素材で構成されていて、特にかかとの厚みが厚くなっています。また、より立体的な構造に。

膝サポーターはとりあえず安くてどこでも買えるやつを。

使ってみた結果ですが、今回は膝の痛みは出ませんでした。どちらが効果あったのかは分かりませんが、自分的には大満足です。

足自体は疲れますけどね……(これは自分の体力不足)。

 

登山ルート

大山に登るルートはいくつかあるのですが、今回はヤビツ峠というところから登るルートを選んでみました。

有名なのは、大山阿夫利神社下社を経由するルートなのですが、ここが紅葉の名所で、この時期、激混みらしいのです。

というわけで、人の少なめなヤビツルートを選びました。

 

朝8:30ごろ、最寄り駅の小田急秦野駅に到着。ところが、バス停がものすごい行列です。先の阿夫利神社ルートは別の駅からのスタートなので、ヤビツ行きだけでもこの人数……。自分もその一人なので、人のことは言えないのですが。

ただ、臨時バスが出ていたので、1時間待ちとかそういう事は無く。バス2台逃して、8:50ごろ出発。

9:45ぐらいにヤビツ峠に到着。

 

駐車場のモミジはちょうど紅葉の見頃でした。

 

バス停脇の階段から出発。バスは満員でしたが、大山へいく人はわりと少なめでした。

天気は晴れ~薄曇り。風はほとんどありません。駅のあたりは暖かかったのですが、ヤビツは少し涼しい。上に防寒用のフリースを着て、出発します。

 

階段を上った先にあるレストハウスにも、大きなモミジ。

 

登り(前半)

序盤は、登山道のあちこちで紅葉を見ることができました。

 

観光名所と違って、一面の紅葉、というわけではないのですが、自然な感じがして、これはこれでいい雰囲気です。

 

道は、歩きやすいところもありますが。

 

こんな岩場もあり、かなり変化に富んでいます。


登り(後半)

ようやく半分まで来ました。ここまで約1時間ほど。

 

少し歩くと、遠くに市街地を眺めることができます。

 

道は石が多く出ていて、歩きづらい。あと、木の葉は既に落ちて、枝だけになった木が多くなります。

 

中間地点から30分ほど歩いたでしょうか。ふと左手の方を見ると。

富士山!

東京住まいなので、この大きさはすごく大きく見えます。ちょっと元気が出ます。

 

さらに10分ほど歩くと、よりハッキリと富士山を見ることのできるポイントがありました。写真を撮っている人も。

中腹に雲がかかっていて、その下が見えないため、まるで頂上付近が宙に浮いているみたいです。

 

さらに10分ほど歩くと、別ルート(阿夫利神社下社)からのルートとの合流地点に。突然人が多くなります。

 

鳥居をくぐって。

 

頂上、阿夫利神社本社に到着です。約2時間の登山でした。

 

頂上

頂上は、祝日だけあって、かなりの人混み。

人が多いせいか、スマホの電波のつかみが非常に悪く、まともに通信ができませんでした。

また、かなり涼しいので、登っている途中で脱いでいたフリースを着直しました。

見晴らしは最高。

 

X-T5のパノラマ撮影機能で。手持ちなのでちょっとズレてますが。

 

少し移動すると、富士山もよく見えます。

 

近くに温度計があったのですが、気温は……10℃。寒いわけです。

 

空いているスペースを見つけたので、お昼ご飯。

周りでは、小型のガスバーナーでお湯を沸かしてカップラーメンやレトルトを温めている人もいました。暖かそうでいいなぁ……。でも、機材持ってない。

 

1時間ほどのんびりと休んだ後、無事に下山できることを祈ってから、下山します。

 

下山

下山ルートは、行きと同じ、ヤビツ峠に向かうルートで。下社のほうに向かうルートにしようかとも思ったのですが、予定していたルートで進みます。

結構な急坂で、石も多く、キツイ。

 

途中の見晴らしポイントで一休み。奥に見えるのは相模湾? 撮ったときには気付きませんでした。

 

登っているときは気付かなかった、小さなお地蔵様。

 

少し傾いた日差しが紅葉に当たって、とても綺麗。

 

こうして、無事、下山。前述の通り、膝の痛みも出ませんでした。時間はおよそ2時間。登りとほぼ同じペースだったようです。

レストハウスで少し休みたかったのですが、バス停まで降りた瞬間にバスが来たので、そのまま乗って帰りました。

 

今季の登山はこれがラストかな

大山、登山道はしっかり整備されていますし、迷うことも無く行けたのは良かったです。頂上に人が多いのはちょっとアレでしたが、眺めはとても良かったですね。達成感が大きい。そして、富士山が大きく見えるのはやはり新鮮です。

そろそろ冬シーズンになりますが、冬山装備を持っていないので、ちゃんとした登山は今季はこれでラストかな、と考えています。春先は花粉症が酷いので、それが落ち着いたらまた行ってみたいですね。

 

カメラ機材ですが、軽量化のために、レンズを今使っているXF18-55mmF2.8-4 R LM OISから、XC16-50mmF3.5-5.6 OIS II にしようかと検討しています。少し暗くなりますが、100g近く軽くなるのは魅力。レビューを見ると写りは満足のいく物みたいですし、広角16mm(35mm換算24mm)まで写せるようになるのは魅力的。望遠は少し短くなりますが、X-T5の4000万画素は、後からいくらでもトリミングできるので。

 

 

登山ネタが増えてきたので、ブログにカテゴリー「登山」を新たに作りました。よろしければはどうぞ。

fudsuki.hateblo.jp

 

DAHON K3カスタマイズ(ブレーキ関連)

久し振りに、DAHON K3をちょっとカスタムしました。

 

 

ブレーキシューの交換

そろそろブレーキシューを交換しなきゃなー、と思っていたのですが、DAHON K3は、14インチという、小径車の中でもかなりコンパクトな自転車。なので、通常のVブレーキ用のシューは長くて、リムの径に合わないのです。

そんな時、ネットを調べていたら、「Vブレーキにロード用のキャリパーブレーキのシューを取り付けできるパーツ」というのがあることを知りました。

いくつかのメーカーから同様のパーツが出ているようですが、今回は、TEKTROのBR-TK-155というのを選んでみました。

 

 

シューのゴムも付いているのですが、こちらも評判のいいBBB ウルトラストップにしてみました。

 

 

取り付けるとこんな感じ。金属で黒い取り付け部と、白いゴムのシューの組み合わせがなかなかかっこいい。リムにもぴったり合っています。

 

もともとは、これで終わりにするはずだったのですが、別の問題が起きていることに気付いてしまったのです。

 

ブレーキワイヤー交換(リア)

先程のリアブレーキの写真をよく見てください。というか、撮り直したのでこちらを。

 

ワイヤー切れてる!!

固定ネジの後ろで、ブレーキワイヤーがバッサリと破断していました。

いつこんな風になったのかは全然わからないのですが、このまま乗るのはさすがに怖い。というわけで、ケーブルも交換することにしました。

 

インナーケーブルだけ交換しても良かったのですが、せっかくなので、アウターも含めて、評判のいい日泉ケーブルに交換することにしました。K3購入時のワイヤリングがかなり長めなのと、ケーブルが全部真っ黒なので、ちょっと見た目に手を入れたかったのです。

 

 

届いたのがこちら。

 

色はこんな風になります。上が標準のワイヤー、下が日泉ケーブル。クリアーブラックですが、ほぼクリアーグレーな感じ。

 

持ってみると、評判通りとてもしなやか。先端を持って横に出してみると、標準のワイヤーはほぼまっすぐなのですが、日泉ケーブルは軽く垂れ下がります。

長さを測って(標準より少し短めに)ワイヤーカッターで切断。切断面の処理をして、本体にセットします。そして、グリスを塗ったインナーワイヤーを入れて。最後に、ブレーキが効くようにワイヤーを固定します。

 

ブレーキワイヤー交換(フロント)

フロントは特に異常は無いのですが、デザインを合わせるために交換……と思っていたのですが。Vブレーキを外すためにブーツを取ったら。

見ての通り、リードパイプが酷いことに。

 

これも当然交換することになるわけですが、サイズとか、角度とか、何を買ったらいいのか迷って、結局、フレキシブルタイプのリードパイプにしてみました。

 

 

ブレーキワイヤーは、リアと同様、日泉ケーブルのクリアーブラックを使います

 

シフトワイヤー交換

見た目とケーブルルーティングの見直しで、シフトケーブルも入れ替えてみます。

やっぱり日泉ケーブルで、クリアーレッドを選んでみました。

 

 

ケーブルを外してみましたが、シフトまわりは特に異常ありませんでした。良かった……。

ワイヤーを通して、ディレイラー側で固定した後、変速が正しく行えるよう調整を行って、作業完了です。

 

完成!

というわけで、こちらが完成形となります。

 

正面から。

おしゃれな人はケーブル3本とも色を変えたりできるみたいですが、自分はそのセンスがないため、ブラック+レッドという、本体カラー準拠にしてあります。

 

ハンドル回り。

 

フロントブレーキ周り。ケーブルルーティングを初期状態から大幅に変えて、後ろを通すようにしています。

フレキシブルリード、ハンドルを回すと曲がり角が自然に変わるので、ブレーキパーツへの負荷という点でも良さそうです。

ヘッドチューブに取り付けているのは、ブロンプトン用のフロントバッグアダプター。買い物カゴをつけるのに使います。標準だと、カゴを付けるとケーブルが引っかかるので何とかしたかったのです。

 

リアブレーキ周り。

 

ディレイラー周り。シフトケーブル終端のキャップも赤にしてみました。

 

ちょっと走ってみた感じですが、ハンドル操作には問題ありませんでした。

ブレーキはまずケーブルの引きが軽い。標準のケーブルも重いというわけでは無かったのですが、明らかに軽くなりました。そして、ストッピングパワーは以前よりむしろ良くなった感じです。また、急にガクッと効くわけではなく、ジワジワ効く感じがあります。

変速も問題なし。こちらも、シフトダウンするときの引きが軽くなったように感じます。

あと、肝心の折りたたみも問題無くできました。

 

そんな感じで、ちょっとした改造のつもりが大改造になってしまいました。

秋の筑波山に登ってきた

また久し振りに山に行きたいな。と思い、筑波山に行ってきました。

 

 

筑波山に決めた理由

筑波山に決めた理由ですが、

  • 家から日帰りで行ける
  • 奥多摩方面は何度か行っているので、違うところに行ってみたかった
  • 比較的低い & スタート地点からの距離があまり長くない
  • 見所が多そう
  • 日本百名山のひとつ
  • ロープウェイとケーブルカーがあり、何かあっても下山しやすい

といったあたりが大きな理由です。

筑波山までは、秋葉原からつくばエクスプレスで1時間弱、そこからバスで1時間ほど。

筑波山の登山コースはいくつかあるのですが、今回は、「おたつ石コース」と呼ばれる、一番短いコースを選択。

 

www.mt-tsukuba.com

山の中腹に設けられた、つつじヶ丘駐車場(ここまでバス)から、二つある山頂のうち女体山を目指し、その後男体山へ向かう、というルートを決めました。帰りは状況次第ですがロープウェイで下山するつもりで。

 

つつじヶ丘駐車場~弁慶茶屋跡

天気は曇り空。この日から急に気温が下がったこともあり、結構涼しい。一応、防寒具(フリース)を纏って出発です。

 

金色のガマガエル像。「ガマの油売り」の発祥がこの筑波山なんだとか。

 

登山道は整備されているものの、結構な急坂。そして、岩が多い! 暑くなって、すぐにフリースは脱いでしまいました。

 

途中の広場で小休止。かなり遠くまで見渡すことができます。

 

ススキの穂が秋を感じさせます。

 

アザミ(?)の花も至る所に咲いていました。

 

1時間ほど登って、弁慶茶屋跡というポイントに到着。半分ほど登ってきたようです。

 

弁慶茶屋跡~女体山山頂

ここから少し歩いたところに、「弁慶七戻り」と呼ばれる奇岩があります。

岩と岩の間の上に岩が乗っているという、どうやってできたのか想像も付かない風景。

反対側から。

 

このあたりから、奇岩ラッシュ区域になります。

まずは、高天原(たかまがはら)と呼ばれる岩。これも岩と岩の間に細い隙間ができています。右の岩の上には神社も。

 

「母の胎内くぐり」。大岩の下に、くぐれる程度の隙間が空いています。

 

「出船入船」。船が2艘並んだように見える。

 

「裏面大黒」。大黒様の後ろ姿に似ている、金運・出世のパワースポット。

 

「北斗岩」

 

「屏風岩」

 

「大仏岩」高さ15mもあるそう。

 

そんな感じで写真を撮りつつ女体山山頂前広場に到着。ところが、肝心の頂上に向かって長蛇の列が。頂上は非常に狭い場所なので人が少ししか入れないため、待ち行列になってしまっているようでした。

ちょうどお昼時で、お腹も空き始めていたため、一旦、女体山山頂はあきらめ、男体山方面へ向かうことにします。

 

女体山~御幸ヶ原

少し進むと、まだあった奇岩シリーズ。「ガマ石」と呼ばれていて、この石の前で「ガマの油」の口上が考え出されたという言い伝えが残されています。

 

せきれい茶屋という休憩所を通過。

 

明治時代に、調子漁港の漁民から奉納されたという船のイカリ。

 

せきれい石。この石の上に鶺鴒(セキレイ)が止まって、イザナギノミコト・イザナミノミコトに夫婦の道を教えたという伝説があります。

 

しばらく緩い下り坂を下っていくと、御幸ヶ原、という開けた場所に到着。休憩所、展望台、ケーブルカーの駅、トイレなどがあります。奥に見えるのが男体山

休日のお昼時ということで人が多い。遠足?で来ていた小学生の集団もいました。また、ガマの油の口上も披露されていました。

 

見晴らしも良いです。

 

自分もここで休憩してお昼ご飯に。登る前に買ったおにぎりをいただきました。

ついでに、バッテリーの減ったスマホも充電。ただ、おにぎり食べているだけでは充電が進まなかったので、休憩所のカフェで少し時間を潰します。ホットカフェラテが身にしみる……。

 

しばらく休んだのち、男体山に向けて出発します。

 

男体山

男体山までの道のり。距離はそれほど長くないのですが、登山道が途中からガチの岩場になります。傾斜も急。危険なのでカメラはしまって、登ることに集中します。

 

15分ほど登って、山頂に到着。

 

山頂からは、関東平野を一望できます。天気が良ければ、スカイツリーや富士山も見えるらしいのですが、この日は雲がやや多くて無理。そのがわり、雲の影から差し込む光がとても美しかったです。

 

この風景を収めるために、14mm(35mm換算21mm)の超広角レンズも持っていったので、交換してパシャリ。

 

山頂の神社に、登山の安全を祈願していきます。

 

狛犬がかわいい。

 

山頂近くには、廃墟っぽい建物が。

廃墟っぽいけど、「筑波山神社筑波大学共同気象観測所」ということで、まだ管理下にあるようです。日本初の山岳測候所で、作られたのが1902年(明治35年)。建物自体は1928年(昭和3年)のものだそう。

 

女体山山頂

男体山から御幸ヶ原に戻って、再度、女体山山頂を目指します。来たルートを逆方向に。

行ってみると、山頂前はやっぱり行列でしたが、昼前ほどではなく。これならば待てると思い、列に並びます。

 

まずは、神社で下山までの安全を祈願。

 

筑波山の標。

 

しばらく待ったあと、ようやく山頂に到着。ここも景色が素晴らしいです。

3枚目に見えるのは、たぶん霞ヶ浦

ちょっと焦っていたので、山頂自体の形を撮っていませんでした……。

 

下山

時間も結構遅くなっていたし、また足の痛みも出ていたので、予定通り、ロープウェイで下山。女体山山頂から少し降りたところにロープウェイ乗り場があります。

 

ロープウェイ乗り場にも展望台があり、見晴らしのいい景色を見ることができます。

 

ロープウェイが到着。

 

6分ほどで下のつつじヶ丘駅に到着。

 

こうして、無事、下山することができました。

徒歩時間4:49。距離3.8Km。獲得標高609mでした。

見所たくさんで楽しい登山でした

初めて行った筑波山でしたが、天気にも恵まれたおかげで見所が多く、楽しめました。

登山シーズンの休日とあって、人はかなり多かったですけどね……。

岩場が多いので、しっかりとした靴は必須ですね。

 

カメラバッグ thinkTANKphoto Mirrorless Mover 30i

新しいカメラバッグを買ってしまいました。

カメラバッグメーカーとして有名なthinkTANKphotoの、Mirrorless Mover (ミラーレスムーバー) 30iというモデルです。

 

www.thinktankphoto.jp

メインで使っていた中サイズ(ボディ1台+レンズ3本ぐらい入るサイズ)のショルダーバッグがだいぶくたびれていたので、何かいいバッグは無いかとヨドバシで探していたところ、ちょうど良さそうだったので。

 

25i、という、幅と奥行きは同サイズで、背の低いモデルもあるのですが、大きめのレンズも入れることがあるのと、ほぼ同サイズのバッグを持っているため、背の高い30iを選びました。

 

 

外観

正面はこんな感じ。スタイリッシュなデザインです。カラーは、黒をベースにダークブルー・ディープレッド・ピューター(グレー)の3モデル。ナイロン系の素材で、手触りはサラサラです。

 

側面。直方体の箱の1辺をカットして丸みを持たせた形状になっています。両側面にサイドポケットがあり、片方(写真の側面)はゴムが入っていて広げられます。500mlのペットボトルを入れることができます。

 

反対側は広がらないので、スマホなどを入れておくのにちょうど良い感じです。

 

背面。ポケットなどはありません。ベルトを通すことができます。

 

サイズは、外寸H22.5cm × W28cm × D14.5cm。内寸H20.5cm × W27cm × D10cm。重量600gとなっています。

今まで使っていたバッグの外寸が、H26cm × W33cm × D15cmだったので、一回り小さくなった印象です。

 

メイン収納

メイン収納には、ファスナーを開けてアクセスします。

 

ファスナーラインが3次元的な曲線になっているので、ちょっとラインを意識してファスナーを動かす必要があります。ファスナー自体の動きは滑らかなんですけどね。

 

上蓋を開いたところ。蓋が、前側(自分から見て奥)の方に開くので、内部はとても見やすいです。手を放しても蓋が勝手に降りてくることはありません。

 

蓋の裏側は小物を入れる収納スペースになっています。

 

一番手前はタブレット収納スペース。メイン収納にはセパレーターが3枚付いています。

ただ、このセパレーターがすごく薄い……。クッション性には疑問が残ります。また、フラップ(折れて左右に広がる作り)もないので、カメラにレンズを付けて、レンズを下にして収納、というスタイルは考えられていない感じです。

なお、左のセパレーターは開いてミニポケットになります。レンズキャップなどを収納しておくことが可能。また、SDカードポケットも付いています。

 

実際に機材を入れてみるとこんな感じ。左から、FUJIFILM X-T5、XF14mm、SIGMA 30mm DC DN、TAMRON 18-300mmです。

見ての通り、なんとかギリギリ3本入る、という感じ。

フィーリングではありますが、m4/3や小型のAPS-Cならボディ+レンズ3本。フルサイズだとボディ+レンズ2本という感じです。APS-Cでも、X-H2クラスだとレンズ3本は厳しいかも。

 

前面収納

本体前面のフラップを上げると、前面収納にアクセスできます。フラップは磁石で固定されているので、簡単に開閉可能。

 

前面収納にはポケットが2つあります。が、片方にはレインカバーが入ってるので、持っていくなら実質1つ。取り外しもできます。

 

フラップの内側には特に何も無し。隠しポケットとかあると良かったんですが。

 

良い点・悪い点

実際に、何回か使ってみました。

良い点

  • 軽量・コンパクト
  • サイズの割に容量は大きめ
  • メイン収納から取り出しやすい
  • かっこいい
  • ペットボトルをサイドに入れられる
  • レインカバー付属

悪い点

  • クッション性が弱い
  • メイン収納のファスナーがやや開けづらい(使ってると、ファスナー半閉じにしていることが多かったです)
  • ショルダーストラップが細い
  • 前面のフラップに機能性が無い(実質飾り)(かっこいいけど)

 

クッション性については、セパレーターを他のカメラバッグから移植することで改善されそうです。

ファスナーについては、適当なジッパープル(ジッパータブ)を付けることで、だいぶ改善されます。

ショルダーストラップも交換可能なので、社外品を付けることでなんとかなりそうです。

 

ちょっと手間とお金がかかりますが、カスタムも楽しみのひとつですよね。

 

そんなわけで、全体としては概ね気に入っています。

 

 

 

しながわ花海道のキバナコスモス

品川・大井町近くの運河沿いに、「しながわ花海道」という花がたくさん植えられているエリアがあると聞いたので、大井町に行く用事があったついでに見てきました。

 

www.hanakaido.org

 

最寄り駅は京急鮫洲駅、もしくは立会川駅ですが、大井町駅からも徒歩10分ほどで行けました。

運河に沿って遊歩道が整備されていて、その石堤にたくさんの花が植えられています。季節によって花は違うらしいのですが、この時期(10月)はキバナコスモス。

 

運河には、小さな漁船が何隻も停泊していました。

 

写真を撮りながらのんびり歩いて、30分ほどで折り返し。気持ちの良い散歩コースです。

 

オールドレンズ(SuperTAKUMAR 85mm F1.8)を持っていったので、傾いていた太陽に向けてパシャリ。いい具合にゴーストが出てくれました。

 

飛行場が近いので、飛行機がちょくちょく上を飛んで行きます。飛行機目当てで、ごついレンズをつけたカメラを構えている人もいました。

 

帰りに、大井町近辺の写真を少し。オールドレンズ+X-T5のノスタルジックネガは雰囲気出ますね。

 

府中郷土の森博物館 曼珠沙華まつり

東京・府中市にある「郷土の森博物館」で彼岸花がいい感じに咲いている、という話を聞いたので行ってきました。

 

 

機材について

カメラはFUJIFILM X-T5。レンズは、下記の3本を持っていきました。

  • Tamron 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD
  • SIGMA 30mm F1.4 DC DN
  • XF14mmF2.8 R

メインはTamron 18-300mm。自分的には、花を撮りに行くときのメインレンズです。かなり遠くまで写せるし、画質も申し分ないので。

近い距離でボケ重視で取りたいときのためにSIGMA 30mm。また、広い範囲を写したいときのためにXF14mmも。

本当は、SuperTAKUMAR 55mmも持っていくつもりだったのですが、忘れてしまいました……。

 

入り口~ハギのトンネル

そんなわけで、1時間ほど電車に乗って、JR府中本町から20分ほど歩いて、会場の府中郷土の森博物館に到着。「博物館」とありますが、建物としての博物館を含むかなり広いエリアが有料区域となっています。入場料300円。

なお、メインの博物館は現在改修工事中の模様。

 

入ってすぐの所に、どこで彼岸花が咲いているかを示した地図がありました。ありがたい。

 

1万株だったのを35万株にまで増やしたそう。

 

道なりに進んで、階段を降りて小川を渡ると、「ハギのトンネル」。ハギもこの時期に咲く花ですね。

ただ、もともと小さい花で、時期もちょっと早かったので、遠目には緑のトンネル。中に入ると、可憐な花が目に入ってきます。

 

ここを抜けると、彼岸花の咲いているエリアになります。

 

彼岸花ハケ下・田んぼエリア)

というわけで、メインディッシュの彼岸花。まずは、「ハケ下」と呼ばれるエリアに咲いていたものを。

 

白い彼岸花もありました。

 

すぐ近くには田んぼもあり、その周りにも咲いていました。田んぼに置かれたかかしと一緒に。

 

彼岸花(梅園エリア)

階段を上った先にある梅園エリアは、かなり広い範囲に彼岸花が咲いていました。

 

フィルムシミュレーションを「クラシックネガ」にして現像。違った雰囲気が出ていいですね。


お手頃彼岸花スポットとしてオススメ

撮りに行ったのは日曜日で、さすがに人も多かったのですが、敷地が広いので撮影が困難、ということも無く、たくさん撮ることができました。

時間の都合(寝坊した)もあり、この日は彼岸花しか見て回れませんでしたが、古民家の展示など他にもいろいろ楽しめそうでした。春になれば梅の花が咲くでしょうから、そのあたりでまた行ってみたいですね。

歩き疲れたので、レモネードで締め。