今年3月に発売された、富士フイルムXマウント用の望遠レンズ「XF70-300mmF4-5.6R LM OIS WR」。望遠域がやや弱かったXマウントに、300m(35mm換算450mm)という焦点距離、しかも比較的コンパクトで軽量、画質もかなり良い、と好評のレンズです。
自分の持っているレンズも望遠方向は弱いので、欲しいとは思いつつ、それなりに高価なため、手を出しあぐねていました。パソコンも新調する羽目になっちゃったしね……。
そんなところに、好きなレンズを1日レンタルで使用できるという富士フイルムの企画の話が飛び込んできたので、応募。無事、当選したので、このXF30-700mmをレンタルで使ってみることにしました。
外観・手に取った感想
大きさはこんな感じ。右に置いたのは、自分の持っているレンズの中で一番大きい、XF18-135mmです。
背はだいぶ高いけど、太さは同じくらい。フィルター径も同じ67mmです。
X-T30に装着すると、こんな感じ。
ボディがコンパクトなX-T30ということもあり、見た目はかなりアンバランスな感じですが、手に取ってみると意外としっくりきます。XF-18-135mmと同じ感覚。90gほどXF70-300mmのほうが重いのですが、特にそれを感じることはありませんでした。
ズームリングは、少し回転が重いけど、ぬめっとした滑らかさで、これはこれで良し。首から掛けたときに、自重でズームが伸びることもありませんでした。
望遠レンズで動物を撮ってみる
さて、せっかく手に入れた望遠レンズ。これで撮りたいのは、やっぱり動物でしょう。というわけで、東京駅から中央線に乗って30分、吉祥寺にある井の頭自然文化園(動物園)に行ってきました。最初は、もっと近い上野動物園に行こうとしたんですが、コロナ禍で入場制限がかかっており、予約を取れませんでした。
というわけで、ここからは撮ってきた動物たちの写真をご覧下さい。
ヤギ
モルモット。ぷいぷい(鳴き声は聞こえませんでした)。
鹿
カピバラさん
リス。人がリスの檻の中に入って至近距離で見れるのは井の頭自然文化園の人気コーナー。
フクロウ、だったかミミズクだったか忘れた。
マーラ。デカいけどモルモットに近い種らしい。
ミーアキャット
ペンギン
ニワトリ
いかがでしょうか。毛並みも精彩に表現されているかと思います。ピントの当たった位置はキリッと。ピントの当たっていない箇所のボケ具合もいい感じ。
ワイド端70mmから、テレ端300mまで被写体のサイズによっていろいろ変えながら撮影していましたが、特に苦手な距離感というのも無い感じです。AFも高速でストレスなく撮影できました。
それはそうと、動物撮影、難しいですね。当たり前ですが、動物って動くんですよ……。なので、ピントが外れたり、そもそも被写体がフレームの中に入らなかったり……。AF-Cにすると変なところにピントが合ってたり。本気でやろうとしたら、かなりの練習が必要だと感じました。