イヤホンは今まで、Fiio F9というイヤホンを使っていました(これ、ブログに書いてませんでしたね)。
ですが、先日、2年ほど使ったこのイヤホンが、接着面で割れる、という事故が発生したのです。無理に引っ張ったというわけではなく、耳からイヤホンを外しただけなんですけどね……。
瞬間接着剤を付けてギュッとはめ込むことで、復活はしたのですが(音も鳴ります)、さすがに怖いので、新しいイヤホンの購入を検討することにしました。
とりあえず、F9は8,000円ちょっとで購入したので、価格帯としては10,000円程度……で探してみたところ、NF AudioというブランドのNA2というモデルが、なかなか評判良さそう。
本当なら、ちゃんとショップで試聴したいのですが、コロナ禍のおり、あまり外出はしたくない……。というわけで、通販でポチってしまいました。ヨドバシで10,710円。
外観
翌日、無事到着。結構大きなパッケージです。
イヤホン本体とケーブル、イヤーチップが大中小×2種類(バランスタイプと低音重視タイプ)、持ち運び用のケース、据え置きオーディオ用のプラグ変換アダプタが入っています。説明書は中国語と英語のみ。
イヤホン本体。色は、クリア・グリーン・パープルの3色がありますが、今回はグリーンを選択。翡翠のようなグリーンで、なかなか綺麗です。
今まで使っていたFiio F9と比べるとだいぶ大柄。
ケーブルは細くてしなやかなのですが、かなり絡まりやすい。あと、イヤホン側が「シュア掛け」するためのプラスチックのライナーケースに覆われていて、これがちょっと付け心地がイマイチです(好みの問題が大きいと思いますが)。
音質
さて、肝心の音はどう変わったのでしょうか。Fiio F9は1DD(ダイナミックドライバー)+2BA(バランスド・アーマチュア・ドライバー)という構成でしたが、NA2はDD1機のみ。ただ、このドライバーの作りにはそうとう自信があるようです。
プレイヤーは、XPERIA5+iBasso DC03。ソフトはUSB Audio Player。
イヤーピースの違いを無くすため、どちらもFinal シリコンイヤーピース TYPE E(F9に付けている青いイヤーピース)を使いました。
まず、全体としてはどちらも素晴らしい音です。どちらも、全体的にはフラット指向で、特定の音が強かったり弱かったり、ということはありません。
解像感も同等。昔は、ダイナミックドライバーはバランスド・アーマチュアに比べて解像感が劣る、と言われたものですが、全くそんなことは感じませんでした。
NA2のほうがより低い音まで出ていることもあり、やや低域が強い感じです。こもった感じは無く、キレの良い音。
ボーカルは、NA2のほうがやや濃厚で艶っぽい味わいを出してくれます。F9はどちらかというとあっさり目。
高音域は、あまり違いが分かりませんでした。耳に刺さるような事は無く、透明感のある音です。
という感じで、この価格帯のイヤホンとしては、かなり満足のいく出来ではないでしょうか。
ケーブルはちょっと見直したいですが……(F9はMMCXで、規格が違うので繋げない)。
F9は2年で交換する羽目になったので、今度はもう少し持ってくれると嬉しいですね。