マクロ撮影をしたい!
先日買った由良のフィギュアですが、手持ちのカメラ(とレンズ)では、いまいち小さな写真しか撮れないのが不満でした。
もちろん、世の中には「小さいものを大きく写したい」という需要があり、そのための「マクロレンズ」というものが存在します。
しかし、実売で65,000円ほど……。おいそれと買える値段ではありませんでした。
で、少し調べてみると、「マクロエクステンションチューブ」という、通常レンズをマクロレンズのように大写しにできるオプションがあるとのこと。
とはいえ、これも1万円近くする。
で、もう少し調べてみると、サードパーティー製の同じような製品がありました。
これなら、3,000円ちょっとで買える! というわけで、買ってしまいました。
MEIKE MK-F-AF3を触ってみて
中に入っているのは、10mmと16mmの、厚みの違う二つのリング。Xマウント専用で、電子接点も付いているためAFが使用できます。

余談ですが、フジの純正品は11mmの1本だけで1万するんですよね……。
質感は値段相応といった感じ。特に安っぽくは無いですが、高級感もありません。カメラ側のマウントにはめるときに、少しカチカチとした音がします。XFレンズでは出なかった音。
あと、非純正だからなのか、「WR」の付いた防塵防滴レンズは少しはめにくいです(マウントに付いているゴムパッキンが干渉する)。
また、撮影中に1度だけ、レンズを認識しないことがありました。はめ直したら直りましたが。このあたりも、精度を気にするのなら純正品、といったところでしょうか。
レンズに取り付けた様子はこんな感じ。カメラとレンズの間にリングが入ります(レンズはXF35mmF2 R WR)。

16mmのリングだとこう。

リングがない場合。

接写リングを使用した場合の比較
10mmと16mmの違いは、撮影倍率になります。16mmのほうが大きく撮れるわけです。そこで、実際にどんな風に撮れるか試してみました。
被写体は、手持ちのXF18mm F2レンズです。まずは、リング無し。

この時のカメラと被写体の距離はこれくらい。これ以上近づけると、AFが合わなくなりました。

次に、10mmのリングを付けて撮影してみます。

カメラとの距離はこれくらい。ぐっと近寄れているのがわかります。

最後に、16mmのリング。

カメラとの距離はこう。

ちなみに、被写体との距離は、レンズがもともと持っている最短撮影距離に関係してきます。一般的には、広角レンズは最短撮影距離が短く、望遠の方が長くなる傾向があります。試しに、18mmF2レンズを接写リングに取り付けてみたところ、レンズが触れるか触れないかのギリギリまで寄らないとAFが合いませんでした。14mmに至っては、とうとうレンズが被写体に当たってしまう始末。マクロレンズが中望遠域に設定されている理由が分かりました。
実際に撮影してみる
さて、本来の目的だったフィギュアを、XF35mmF2に10mmのリングを付けて撮影してみました。

うわぁ。
接写リングを付けると、被写界深度がとても浅くなる、というのは聞いていたのですが、確かに。F2.0で撮ったら、ピントの合った左目以外はボケボケになってしまいました。
また、手ブレにも敏感です。ちょっと距離がずれただけでピントが外れてしまいます。
ちなみに、F8.0まで絞るとこんな感じ。

こちらのほうが良いですね。
レンズは同じで、16mmのリングを付けるとこんな感じ。F2.0。

F8.0

手ブレについては、10mmのリングよりずっと厳しい。超望遠レンズを持っているかのような感覚です。
次に、マクロと言ったら花写真! というわけで、近くに咲いていたツツジを撮ってみました。レンズはXF35mmF2、接写リングは10mmです。

ツツジの花は立体的で奥行きが深いため、ピントが合うのがごく一部になってしまいます。初めてのマクロ撮影にしては、難しい被写体でした。


飛んできたミツバチにピントを合わせた……つもりだったんだけどなぁ。手ブレか動体ブレか。


今回は単焦点レンズでの撮影でしたが、実際には花の大きさも種類によっていろいろなので、標準ズームの方が使い勝手が良さそうです。
というわけで、ついうっかり買ってしまった接写リングのレビューでした。どこかに行くときに、10mmのリングだけ持っていくと、遊べて良さそうです。重さもたいしたことありませんし。早く、カメラ持って遊びに行けるようになるとといいな……。