久し振りに交換レンズを買ってしまいました。TAMRON(タムロン)の18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD (Model B061) (長い……)。TAMRON初のXマウント用交換レンズにして、焦点距離18mm~300mm(35mm換算27mm~450mm)という、「超便利ズーム」です。
外観等
まずは、外観を見てみましょう。左が18-300mm、右はXF18-135mmです。
長さは、18-300mmがだいぶ長いですが、太さはほとんど同じ。フィルター径も同じ67mmです。
デザインはとてもシンプル。ズームリングとピントリング、それに最短時にレンズが伸びないようにするロックスイッチだけです。Xマウントではお馴染みの絞りリングは付いていません。
カメラ(FUJIFILM X-T30)に装着したところ。
最大望遠時。長い。
持ってみると、さすがにずっしり感があります。カメラと合わせてオーバー1Kg。手持ちの時は、カメラ本体を持った右手と、レンズを支える左手で重量を分散させる感じになります。
東京港野鳥公園で鳥撮影
さて、レンズを買ったら当然撮影に行くわけですが、300mという望遠を活かせる撮影場所、となるとちょっと悩んでしまいました。
以前、XF70-300mmをレンタルした際に撮影しに行った井の頭自然文化園に行こうかと思ったのですが、まだチケット事前予約制で、休日のチケットが取れませんでした。
で、いろいろ調べていたら、大田区の湾岸のほうに、「東京港野鳥公園」というのがあるのを知りました。家からも近いし、入場制限も行っていないようなので、行ってみることに。
で、行ってみた感想ですが……「鳥との距離が遠い!」。場所にも依りますが、換算450mmだとまだ足りない感じです。敷地が広いのと、自然保護の観点からは仕方ないことですが。実際、周りでカメラを持っている人たちは、600m以上、バズーカ砲のようなレンズを付けていました。
原寸だとこんな感じ。
というわけで、以下の写真は断り無ければトリミングしたものになります。鳥見だけに。
水辺と言うこともあり、この日多くいたのは、サギ、カモ、カワウなどでした。
サギ
カモ
カワウ
その他
イソシギ、かな? 上の写真だけノートリミング。
ネイチャーセンターの屋根の上にいたハクセキレイ。
飛行機も撮りました
東京港野鳥公園、羽田空港に近いので、飛行機が割とひっきりなしに飛んでいきます。これも望遠レンズで撮りたい被写体のひとつ。というわけで、見つける度に撮っていました。
さすがに、飛行機ぐらいのサイズだと、AFもしっかり食いついてくれます。
あと、帰りがけに貨物列車に遭遇したのでそちらも。
TAMRON 18-300mmは普通に使える強力なレンズ
今回は、被写体が遠い物だったため、ほぼ望遠端ばかりで撮っていたのですが、今まで撮れなかった物が撮れるようになる、というのはとても楽しいです。
画質については申し分なし。AFについても、レンズが遅いという印象はありませんでした。正面の鳥から上空にいる飛行機に急に向きを変えても、しっかりと合焦してくれます。
また、当初気になっていた重さも、撮っている間はほぼ気になりませんでした。思っていたよりも、普通に使える印象です。
次は、広角から望遠までいろいろ試してみたいですね。