自転車(DAHON K3)のチェーンリングを、標準の53Tから47Tに小さくしてみました。
貧脚なので、標準でめったに3速(トップギア)は使わなかったのですが、先日タイヤサイズを大きくしたせいでますます重く。これでは3段変速の意味が無い。ということで、フロントのギアを小さくすることにしました。
用意した物
今回用意したパーツ・工具がこちら。
この他に、六角レンチ(5mm、8mm)なども必要になります。
チェーンを外す
チェーンリングを外す前に、まずチェーンを外します。
DAHON K3は、チェーンの接続にミッシングリンクというパーツを使用しているため、これを外します。
ミッシングリンクを探し出して、チェーンフィキサーを引っかけて固定。
ミッシングリンクの両脇にマスターリンクプライヤーを入れて、閉めるように力を入れると、リンクが外れます。写真は作業しやすいように、自転車をひっくり返しています。
外したリンク。
チェーンは、クリーナーに浸して汚れを取っておきます。
チェーンリングの取り外し
クランク中央にあるフィキシングボルトを、8mmの六角レンチで外します。かなり固いので、右手でクランク、左手でレンチを持って体重を掛けるように回します(急にネジが外れると危険なのでかならず軍手などをはめて)。
フィキシングボルトを外したら、クランクのネジ穴にコッタレス抜きをねじ込んで、8mmレンチもしくはモンキーレンチで中央を回していきます(工具によって差違あり)。ねじ込んでいくと、圧入されたクランクが外れる、という仕組み。
クランクを外したところ。
チェーンリングボルトを緩めて、チェーンリングを外します。
取り外したチェーンリング。144gありました。
チェーンリングボルトは20g
新しいチェーンリングの取り付け
こちらが、47Tのチェーンリング。サイズが小さくなった分、軽くなるのは当然ですが、それでも78gは軽い。
チェーンリングボルトはアルミ製。8g。(144+20)-(78+8)=78gの軽量化にもなりました。
新旧チェーンリングの大きさ比較。
新しいチェーンリングをクランクに装着。チェーンリングボルトを止めるときは、仮締めをした後、下側のボルトの溝にペグスパナを挿して固定し、本締めをしていきます。締める順番は、五芒星を描くように。
このチェーンリングは装着時の位置の指定が無いようなので、ロゴマークがちゃんと見えるように装着しました。
向きに注意して、クランクをBB軸に差し込み、フィキシングボルトを締めて圧入していきます。
チェーンの長さ調整
今回、チェーンリングの歯数が53T→47Tと少なくなったため、チェーンも短くする必要があります。
どれくらい短くするか、なのですが、ネットで調べたところ、「4T減らすごとに1コマ」というのがありました。今回、6T減るので1.5コマ……というのはチェーンの仕組み上、できないので、とりあえず1コマ減らすことにします。
チェーンカッターを使って、圧入されたピンを抜きます。
切ったチェーン。
ディレイラーにチェーンを通して前をまわして、チェーンフィキサーで留めてから、ミッシングリンクを入れて、マスターリンクプライヤーでリンクを嵌めます。外すときとは逆に、プライヤーを開く方向に。
作業完了! 繋いだチェーンにはオイルを挿しておきます。
交換前はこんな感じ。やはり、印象がだいぶ変わりますね。
走った感じは問題無し
軽く走ってみましたが、ペダルを回した時に違和感や異音はありませんでした。変速も問題なし。
フロントギアを小さくしたことで、2速でスピードを上げるとすぐに軽くなってしまうので、3速に上げることが増えました。3速は軽くは無いものの、以前よりはちゃんと回せる印象。
もともとスピードを出す自転車では無いので、以前より走りやすくなった感じです。
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