透明な七月

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文月十一郎のブログです。趣味のことなどをつらつらと。写真多め。

大多摩ウォーキングトレイル 多摩川上流の絶景を見ながら山さんぽ

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東京・奥多摩多摩川上流沿いにウォーキングを楽しめるコース「大多摩ウォーキングトレイル」に行ってきました。

 

奥多摩町のハイキング・ウォーキングコース | 一般社団法人奥多摩観光協会 奥多摩町観光案内所

 

久し振りに山歩きをしたかったのでいろいろ調べていたところ、駅からすぐにコースに入れること、何かあれば途中駅にリタイヤできそうなこと、きつい登りは無さそうなこと、などから、ここを選んでみました。

 

 

機材について

今回は、FUJIFILM X-T5と、XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS(標準ズームレンズ)だけで行きました。荷物が増えると体へのダメージが大きくなりますし、レンズ交換時のトラブルも怖い。今回、山中のルートということで、超望遠域も不要と判断しました。

もちろん、この他に雨具(レインウェア)や日差し避けのハットやアームカバー、タオル、ドリンク、補給食、モバイルバッテリーといった山歩きに必要な物も持っていきます。足元はしっかりとした登山靴で。

 

古里駅鳩ノ巣駅

スタートは、JR青梅線の古里(こり)駅。10時前に到着したのですが、結構大勢の登山客。また、日差しが強く、暑くなることが予想されました。

比較的平坦なウォーキングとはいえ、山の中を歩くので、装備はしっかりと。

 

駅のすぐ南を通っている青梅街道を10分ほど西へ歩いていくと、こんな看板が。

このような看板が随所にあるので、これに沿って行けば(あと、上記の公式サイトで地図をダウンロードしておけば)迷うことは無さそうです。

 

20分ほど道路を歩いて行くと、第4チェックポイント。ここから本格的な山道になるようです。

……っていうか、ここ道なん? 1人が通れるのがやっとの幅、木の間を縫って歩く、右側はすぐ多摩川(柵やロープも無い)っていう、しょっぱなから割とガチなやつ。

 

道の脇にはシュウカイドウが咲いていました。

 

20分ほど山道を歩いて行くと、小さな川を渡る橋があり、そこが第5チェックポイント。すぐ近くには小さな滝が見えます。「上の滝」と呼ばれているそう。

 

しばらく、この川(というか渓流)沿いに道は進んでいきます。

 

10分ほど歩いたところに第7チェックポイント。ところが、この脇の看板に「あと7分は急な上り坂です」という文字が。この少し手前から、川を離れて、上り坂になっていたのですが、まだ続くようです。

 

途中にはいろいろ花が咲いていたのが、ちょっと心安まりました。

ツリフネソウ。

 

名前わからない。

 

ホトトギス

 

キノコも。さすがに名前は分かりません……。

 

先程の看板から20分ほど歩いて、ようやく休憩所が。ここが峠のようです。さっき「7分」って書いてたやん……。

 

しばらく休憩して、ウォーキング再開。少し下ったところで舗装路になります。トイレもあるのでちょっと用を足して、手を洗おうとしたら、石鹸ボトルになかなか怖いメッセージが。いいのかそれで。

 

雲仙橋という、多摩川にかかる橋。

 

橋の上から眺める多摩川が、なかなかの絶景でした。

 

ここからちょっと歩いて鳩ノ巣駅に。

お昼時だったので、駅前の売店で食事をして、後半戦です。

自販機もあったので、ちょうど飲みきったスポーツドリンクのボトルを捨てて、新しいドリンクを購入します。

 

鳩ノ巣駅白丸ダム

トレイルルートに入るとすぐに、「双竜の滝」という案内があったのでそちらを見に。

滝が二つに割れているのが名前の由来でしょうか。

結構大きくて、1枚に入りきれませんでした。

 

少し歩くと、水神宮という神社が。なかなかに趣のある神社です。

 

この神社のすぐそばにも小さな滝が。

 

また少し歩くとカフェがあって、その奥に鳩ノ巣小橋という橋が。ここも絶景スポットなのですが、この日は休日ということもあって、川遊びをしている人が多くてちょっと残念。

 

このあたりから、川の色がエメラルドグリーンに変わっていって、とても美しい。

 

岩場ということで道は険しいですが、慎重に進んでいきます。

 

1時間ほど歩いて、白丸ダムに到着です。

 

白丸ダム奥多摩駅

白丸ダム多摩川に設けられた、水量調整・発電用のダム。ダムの上側は白丸湖、という湖になっています。

ダムの上から白丸湖を。ここも綺麗な緑色。

 

下流を見ると、川を遡上する魚のために作られた魚道が見えます。ここの見学も見所らしいのですが、ちょっと疲れていたので今回はパス。

 

ルートに戻ってウォーキング再開。このあたりの道はダム管理者が使用していることもあって、わりと歩きやすかったです。

少し離れたところからダム全景。

 

木々の隙間から白丸湖が見えます。カヌーを楽しんでる人がいました。

 

40分ほど歩いて、数馬峡橋のたもとのチェックポイントに到着。

実は、この時点で左膝に痛みが出ていて、リタイヤしようかどうか悩んだのですが(橋を渡って少し行ったところに、青梅線白丸駅がある)、奥多摩駅まで2.6Kmということで、進むことにしました。

 

20分ほど歩いたところにある数馬西トンネル。短いトンネルですが真っ暗なので雰囲気あります。

 

トンネルを出た先は、舗装路になっていて、川も見えないのでちょっと期待外れ。

発電所のそばを抜けて階段を上ると、もう一般道です。あと1.7Kmが遠い……!

 

道端にコスモスが咲いているのを見かけました。都心よりちょっと季節が進むのが早い。

 

途中でバス停を発見。神庭! 神庭のガーデンは奥多摩にあったのか! と無駄にテンションが上がります(ゲーム「アサルトリリィLast Bullet」に登場する学校の名前と同じなので。作中の設定では荻窪にあるらしい)

なお、バスがあるのなら乗っていこうと思ったのですが、次のバスが20時(この時点で15時すぎ)だったので断念。

 

そこから何とか歩いて、40分ほどで終点、奥多摩駅に到着しました。

 

駅2階のカフェで少し休んでから、電車に乗って帰宅。

 

というわけで、約6時間(休憩含む)、8.7Km、獲得標高616mというトレイルウォーキングでした。

公式ページの案内では3時間半、とあるので、かなり遅い。やはり、終盤、膝の痛みがかなりキツかったのがネックでしたね。無理せずにリタイヤすべきでした。

とはいえ、いい景色を見れたことには満足です。

次は、もう少し短いルート(公称2時間ぐらい?)で選んだ方が良さそうです。