透明な七月

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文月十一郎のブログです。趣味のことなどをつらつらと。写真多め。

猿島に行ってきた

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横須賀沖にある無人島、猿島に行ってきました。

 

たまの休みだったので、どこかふらっと行ける場所で良さそうなところはないか、と調べたところ、ここを見つけたわけです。

 

sarushima.jp

無人島と行っても、現在はほぼ観光地になっています。1時間に1便船があるので、そこらの山奥よりはずっと行きやすい。

島の大きさは、東西200m、南北450m、周囲1.6Kmという小さな島です。整備されている道を歩くだけなら1時間もあれば回り終えてしまうサイズ。

とはいえ、見所は多く、楽しめました。

 

 

旧軍史跡

猿島は、戦前は旧日本軍の要塞で、遺構も残されています。

陸軍遺構

猿島が要塞化されたのは明治のころ。当時の陸軍によって、東京湾に入る船に狙いを定めた砲台が設置されました。

砲台そのものは今は無く、跡を見ることもできないのですが、当時を忍ばせる施設が遺構として残っています。

こちらが弾薬庫跡。

 

こちらは兵舎。

 

トイレの跡。

 

山の中をくりぬいたトンネル。地元の人は「愛のトンネル」と呼んでいるそうです。

 

トンネルの中はかなり暗いので(一応、灯りはついてる)、好き合ってない人同士でも怖くて手を繋いで出てくる、というのが通称の由来らしいです。それは愛なのか……。

 

トンネルの壁に、地上に続く階段。かつて、この先に司令部があったのだとか。

 

また別のトンネル。もともとは弾薬庫だったのを、のちの時代にくりぬいてトンネルにしたのだとか。奥に続く石段は、大砲の設置場所に上るためのもの。

 

弾薬庫から、真上に設置された大砲に弾を送る揚弾井(ようだんせい)を下から見ることができます。

 

海軍遺構

昭和に入ると、海軍の手で高射砲が設置され、対空迎撃のための要塞になりました。

こちらが高射砲跡。8cm高射砲だとか。

 

固定していたボルトが残っています。

 

他にも何カ所かあります。

 

猿島の風景

無人島ということで、桟橋近辺と遊歩道以外は、ほぼ手つかずの自然が残っています。

桟橋から見た断崖絶壁。

 

切り通しから見上げると、緑が濃い。

 

木々の間に、ちらりと見えるレンガ造りの施設。

 

階段の両脇も深い森。

 

島の高台に設置された展望台。今は老朽化で立ち入り禁止になっていますが、初代仮面ライダーの撮影でも使われたことがあるらしい。

 

高台からめっちゃ望遠レンズで。

 

草むらの中にコンクリートの壕が。保管庫か何かだったのでしょうか。

 

猿島壱號」と名付けられた台車。

 

島北東部、オイモノ鼻と呼ばれる岬では、海のすぐ近くの岩場まで降りることができます。

 

島の南側は砂浜になっていて、BBQや釣り、水遊びをする人で賑わっていました。海水浴は禁止とのこと。

 

食事など

オーシャンズキッチン、という施設で、食事をすることができます。お昼は横須賀らしく、カレーをいただきました。

 

一回りして、小腹が空いていたのと、帰りの船まで時間があったので魚のフライとビール。ダメな大人ですw