AMDのRYZENが3月3日に発売になり、ベンチの結果が良いのを見て、久しぶりに自作欲がむくむくと湧き上がってきたので、秋葉原へ。
で、ショップを見たら、まだ在庫があったので、サクッと買ってしまいました。
CPU:AMD RYZEN 7 1700(¥41,904 TSUKUMO.ex)
マザー:MSI B350 TOMAHAWK(¥15,530 BUYMORE)
メモリ:Crucial DDR4 8GB×2(¥13,800 BUYMORE)
合計:¥71,234(税込み)
自分は運良く買えましたが、RYZEN 1700はかなり売れてるらしくて、BUYMOREでは在庫無し。ツクモも少数入荷だったようです。
1700にした理由は、やっぱり値段と、CPUクーラー付きだったということ、TDPが65Wと低いこと。マザーについても、ゲーマーではないのでGPU2枚挿しとかやらないので、B350チップセットで十分と判断。
というか、それを言い出すと、CPUは4コア8スレッド程度でも十分すぎるんですが。8コア16スレッドはロマンですよ。ロマン。ぶっちゃけ、それだけで買ったような物です。
まずは、買った物の写真など。
そして、RYZEN本体。
ピン本数が増えているため、細い! 簡単に折れたり曲がったりしそうです。怖い。
無事、ソケットに装着。このあたりは、昔のAM3までと変わりありません。
標準添付のクーラーは中央が銅、周りがアルミのフィン。グリスが既に塗られています。
クーラーとメモリをマザーに装着。
電源を入れると光ります。調光用の制御ケーブルも付いてきたけど、このマザーには対応するピンが無いっぽい。
というわけで、特に組立には困ることもなく、無事完了。
で、起動したら……OSを格納したSSDがBIOSレベルで認識されない。ケーブルを抜き差ししたら直りましたが。
その後も、何度か起動する際にSSDが認識されない症状が出ています。うーむ。何度か電源を入れ直すと治るので、何か相性問題があるのかもしれません。
あと困ったのは、意外とポート数が少ないと言うこと。SATAポートは4ポートだけなので、SSDとHDD2台、BDドライブで全部埋まってしまいました。
また、背面にはUSB2.0×2(マウスとキーボードを接続)、USB3.1×3(ディスプレイとUSBスピーカーとスキャナ)で埋まってしまうという。TYPE-Cポートも一つあるけど、今のところ使い道が無いです。このへんは、適宜ハブを噛ましていく方向で。内部USB3.1ポートは2ポート余っているので、増設ボートみたいなのを出す方が良いかも。
とりあえず、OSはそのまま起動したので、早速タスクマネージャを表示。本当にコア数16個だ……。
さて、皆さんお待ちかねの、ベンチマークのコーナーです。
Core i7-7700K比で、シングルスレッドは負け。マルチスレッドでは圧勝。クロック数とコア数の違いが、そのまま出ているような印象です。
次に、PCmark。ただ、比較対象が、以前使っていたPhenom II x4 965 (3.4GHz) なので、参考程度に見てください。メモリはどちらも16GB。DDR3とDDR4の違いはありますが。
全体的に、Ryzenのほうがスコアが良くなっています。特に「Video Chat Encording」は、Phenom IIから2.9倍ものスコアを叩きだしています。「Casual Gaming」も、フレームレートが1.3倍。他は、あまりコア数の多さが効かないせいか、そこまで大差は開いていない感じです。
次は、3DMarkの結果。こちらも、グラボがRadeon HD 7700という廉価カードなので、絶対性能は気にしないでください。
総合性能では、1.08倍。やっぱりGPUがボトルネックになってますねー。特筆すべきは、「Physics Score」で、4959→15823と、3.2倍のスコアとなっています。ここはCPU強化が効いている感じ。
というわけで、新CPU、RYZENの組立からベンチまでを書いてみました。あと、普段使いしている限りでは、すごく静か! クーラーの性能もあるのでしょうが、TDP120W級だったPhenom IIから比べると、「無音」といっていいレベルになっています。
5年ぶりくらいにシステム総入れ替えしたので、いろいろ浦島太郎になっているところもありましたが、やっぱり自分で作るのは楽しいですね。
このあとは、BIOSとかいろいろチューニングして行きたいと思います。オーバークロックも試してみたい。