透明な七月

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文月十一郎のブログです。趣味のことなどをつらつらと。写真多め。

オールドレンズ XR RIKENON 50mm F2 L

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久し振りにオールドレンズを買ってしまいました。RICOHが出していた、XR RIKENON 50mm F2 Lという単焦点レンズです。

今持っている中望遠レンズ(カメラがAPS-Cなので、50mmで35mm換算75mmの中望遠になります)が、

  • Viltrox 56mm F1.7
  • Super TAUMAR 55mm F1.8

なのですが、これとは違う味のあるレンズを使ってみたかったのです。主目的がドールのポートレート撮影なので、クセ玉は避ける方向で。

いくつか候補を挙げた中で、お店で売っていた(そして安かった)のが今回のレンズです。

 

 

外観

こちらが購入したレンズ。秋葉原の2nd BASEで¥6,600でした。

焦点距離は50mm。APS-Cに取り付けると、35mm換算75mmになります。

 

XF16-50mmズーム、Super TAKUMARと比べるとこんな感じ。

 

マウントアダプター(もちろんXマウント用)を付けるとこう。RIKENONはPENTAX Kマウントなので、Kマウント→Xマウントのアダプターが必要になります。

 

重さは、マウントアダプター込みで268gでした。Super TAKUMARよりだいぶ軽いです。

 

今回買った個体は、ピントリングはスムース。絞りリングはちょっと硬いクリック感がありました。というか、絞りリングが鏡筒と同じ太さなので回しづらい。

余談ですが、今回買ったレンズはRICOH。Super TAKUMARも旭光学→PENTAX→現RICOH二眼レフもRICOHFLEX。なぜかRICOHの機器が増えていきます……。

 

実写テスト

中距離の解像感

解像度の高さに定評のあるレンズと聞いてたので、まず解像度から。神社の鳥居と注連縄です。絞りは開放F2で撮りました。

 

Super TAKUMAR F2でも。

 

RIKENONのほうがすっきりした写りに見えます。また、RIKENONは寒色寄り、Super TAKUMARは暖色寄りですね。

 

注連縄のアップ。上がRIKENON、下がSuper TAKUMARです。Super TAKUMARは結構派手にフリンジが出ているのが分かります。

 

ちなみに、現代レンズ(VILTROX 56mm F1.7)だとこう。やっぱり今のレンズはすごいですね……。

 

RIKENON、絞っていくとこんなかんじ。

F4。

 

F8。

 

F16。

 

遠距離の解像感

池の対岸を撮影。まずはF2。フルサイズ用のレンズをAPS-Cカメラで使っているので、中央部(おいしい所)しか使っていないのですが、すこし周辺減光が出ていますね。

 

Super TAKUMARのF2。やっぱりちょっと暖色寄り。コントラストも低めです。

 

RIKENON F4。

 

F8。このあたりで解像度はピークな感じがします。

 

F16。

 

近距離(ボケ具合)

近距離の被写体で、ボケ具合を中心に確認してみました。まずは開放F2から。オールドレンズにありがちなグルグルボケは見られず、とても滑らかにボケています。前ボケ(左手の指先)も綺麗ですね。

 

F4。

 

F5.6。このあたりから、なぜか青みが強くなってきました。

 

F8。天候は快晴のままだったんですけどねえ。

 

F16。ただでさえ寒色寄りなのに、わりとひどいことになっています。

 

ちなみに、Super TAKUMARのF2。やっぱり暖色寄り。

 

なお、Super TAKUMARも現像して見たら、絞る度に青みが増していました。オールドレンズあるあるなんですかね?

 

VILTROX 56mm F2だとこんなかんじ。こちらは絞っても色の変化はありませんでした。

 

解像感の高さではVILTROXがやはりひとつ上ですが、その分ちょっと硬い感じがあります。柔らか全振りなのがSuper TAKUMAR。RIKENONはその中間ぐらいですね。

 

その他作例

全体的に、色は落ち着いた感じに出ます。Super TAKUMARがこってり気味なのと対照的です。

RIKENON F4。

 

Super TAKUMAR F4。

 

逆光耐性はまあそこそこ。フードを付けていても、やっぱりコントラストの低下は起きます。

 

完全に太陽を入れるとゴーストが出ます。

 

絞るとわりと綺麗な光芒。F8。

 

F16まで絞るとちょっと変わった形に。

 

山茶花の花にギリギリ近づいて。

 

梅の花

 

明暗差のある構図。

 

スイセン

 

ツワブキ

 

夕暮れのベンチ。

 

最短撮影距離が60cmのため、テーブルフォトはちょっと苦手。

 

ネガ系のフィルムシミュレーションと相性がいい気がします。こちらはクラシッククロームで。

 

ドール撮影で使ってみたいレンズ

35mm換算75mmということで、日常使いというよりはポートレート寄りのレンズのため、野外でのドール撮影に持って行きたいレンズですね。解像感と柔らかさを持っているのが、ちょうどいい感じがします。絞ると色が変わるのは厄介ですが。RAWからの色補正は必須ですかね。