透明な七月

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文月十一郎のブログです。趣味のことなどをつらつらと。写真多め。

スマホ用USB DACアダプタ「Shanling UA3」レビュー

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スマホの音質向上のため、USB DACアダプタの「FiiO KA1」を購入して、ずっと使っていたのですが。

fudsuki.hateblo.jp

ネットで、同じようなスティック型USB DACの「Shanling UA3」が良い出来だというのを聞いて、つい買ってしまいました。

 

musinltd.com

 

 

パッケージ・外観

パッケージはとてもシンプル。

 

中には、本体とUSB TypeCケーブル、USB A-Cアダプタ、それに説明書等が入っています。前面にはボリューム調整ボタン。

 

イヤホン端子側。通常の3.5mmと、4.4mmバランス端子が付いています。側面は少しヘコんだデザインになっていて、指がかりが良くなっています。

 

裏面。製品名やハイレゾマークが印刷されています。

 

FiiO KA1との比較。だいぶサイズが違います。重量も25g(USBケーブル込み)と、KA1の10gと比べると、少し重さを感じます。

 

使用感

使い方は、他のUSB DACと同様、スマホに挿すだけ。矢印ボタンの少し上に、小さなLEDが付いていて、再生フォーマットによって色が変わるようになっています。

前面のボタンですが、上下ボタンを直接押すと、Android側のボリューム調整。中央のボタンを長押ししてから上下を押すとUA3内部のハードウェアボリューム調整、となっています。

また、Android用アプリ「Eddict Player」をインストールすると、UA3の細かな調整ができるようになります。

発熱はかなり穏やかで、触っても熱いと感じることはありませんでした。

若干重くなっているので、ゲーム(デレステ)で横持ちにすると、少し重さを感じます。プレイの邪魔と言うほどでは無いですが。

 

音質比較

再生環境は以前と変わらず、再生機はSONY XPERIA5、再生ソフトはUSB AUDIO PLAYER PRO(UAPP)。イヤホンは、NF Audio NA2です。

FiiO KA1との比較

KA1と比べると、音がクリアになった印象を受けました。特に低音は、非常にキレがある音になりました。また、スネアドラムやシンバル系が明瞭に聞こえるようになりました。

音のバランスはフラット。特定の音が強調されるという印象はありません。ただ、先に述べたとおり非常にクリアなので、どの音もしっかりと聞こえます。

音場の広さは、KA1より若干広め。イヤホンにもよると思いますが、とても聞きやすいです。

 

あと、KA1でデレステプレイ時に気になっていたノイズが乗らなくなりました。これは嬉しい。

 

3.5mmと4.4mmの比較

UA3には、イヤホン端子として、通常の3.5mmステレオの他に、4.4mmバランス端子が搭載されています。実は、今回買った理由が、この4.4mmを試してみたかった、というのが大きいです。

幸いにも、4.4mm端子を持った同じイヤホンケーブルを(中古で)安価で入手できたので、端子以外同じ条件で比較することができました。

 

4.4mmでは、3.5mm以上に音の明瞭さが上がりました。1音1音がハッキリと聞き分けられます。また、音の厚みが4.4mmのほうが厚く、迫力を感じられます。

正直、KA1→UA3の3.5mm同士より、UA3の3.5mm→4.4mmのほうが、変化を大きく感じられました。

 

1ランク上の音を求めるなら

KA1は1万円以内で買えること、超小型軽量なことが利点です。

一方、UA3は1万5000円ほどすること、サイズもやや大柄となりますが、音質という点では確実にグレードアップしていると感じました。

注意点としては、MQAフォーマットには非対応というところでしょうか。

まだ使い始めたばかりなので、あとから気になる部分が見つかるかもしれませんが、しばらくはこのUA3+4.4mm端子で音楽を楽しもうと思います。