FUJIFILMのX-T20・T-30で本格的に写真を撮るようになってから丸3年。自分の撮りたい物というのもだいたい固まってきました。撮りたい物はだいたい風景や小物で、システム全体はコンパクトに抑えたい。そんな中で手持ちのレンズに少し不満が出てきました。
不満があったのは、XF35mm F2 R WRというレンズ。焦点距離35mm(フルサイズ換算50mm)の標準レンズなのですが、画角がちょっと狭いと感じるようになったのです。また、被写体に寄れない(最短撮影距離35cm)のも、テーブルフォトを撮るときに使いづらさがありました。
そこで、思い切って、同じF2で焦点距離23mmの、XF23mm F2 R WRというレンズを買うことにしたのです。
カメラのキタムラでちょうど中古が出ていたので、XF35mmを下取りに出して購入しました。売価¥44,300でしたが、XF35mmが¥22,600で売れたので、¥21,700で購入。
外観
スペックとしては、焦点距離23mm(フルサイズ換算35mm)の単焦点レンズ。F2.0という開放値を持ちながらも非常に軽量・コンパクトなところが特徴。
外観は、XF35mm F2とほとんど変わりません。長さが6mm長く、重さが10g増えましたが、外径は同じで、形状も変わりません。
X-T30に取り付けたところ。
別売のフードとプロテクトフィルターを付けたところ。このフードとフィルターもXF35mmと互換性があります。
実写サンプル
早速、カメラに取り付けていろいろ撮ってみました。
東京・有楽町の東京国際フォーラムで、開放F2で1枚。開放からかなりパキッとシャープに映ってくれます。下の方でボケてるのは手前の手すり。
F4まで絞ると、周辺もよりシャープになる感じです。
F16まで絞ってみました。
所変わって、大田区の洗足池。
梅が咲いていました。絞り開放ですが、ボケはさすがにとろけるよう、とまではいきませんね。少しうるさい感じもします。
同じく、開放でまだ咲いていた山茶花に寄ってみました。22cmまで寄れるのが嬉しいところ。
ただ、近接撮影で開放にすると写りが甘くなるようで、ピントを合わせていた花の中心もシャープ度はあまりありません(絞れば良くなるらしい)。
実際に撮ってみると、とてもスムーズに写すことができました。自分にとっては、やはり、これぐらいの画角がちょうど良い感じです。色の乗りも良いですし、小型軽量なのは大きなメリットです。
近接時の開放撮影は少し気をつけた方が良さそうですね。
余談:手持ちのレンズについて
久しぶりにレンズを購入して、現在の手持ちのレンズラインナップはこうなりました。
単焦点:
- XF14mmF2.8 R
- XF18mm F2 R
- XF23mm F2 R WR
ズーム:
- XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS
- XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR
いやー、めっちゃ広角よりですね(笑)。
ちょっと中途半端な立ち位置になったのが、XF18mm F2 R。寄れる、コンパクトなレンズが欲しいということで買ったのですが、XF23mmと性質が被るんですよね……。
XF14mmは、超広角なので建物撮影などで外せないところ。
中望遠が1本あると嬉しいですね。ただ、フジの中望遠レンズはラインナップが豊富なので、どれを選べば良いのか迷うところです。コロナ禍でなかなか外にも出られないし人とも会えないので、これはしばらく保留でしょうか。
あと、気になるのは、来月発売予定のXF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR。135mm(フルサイズ換算206mm)ではズームとしてやや貧弱なので、その先が欲しいんですよね。お値段高めなので、ポンって買うのは出来ませんが。
うーん、実に悩ましい。