オーディオ環境改善計画、その2! というわけで、イヤホンを買い換えました。
今まで使っていたのは、SONYのXBA-1SLというイヤホン。2012年に買った物です。これも値段(¥3,880)の割にはいい音だったのですが、やっぱりもう少し良い物が欲しい……。というわけで、1万円前後の価格帯のものを狙って、ショップに行きました。
さすがにネットの評判だけで1万円をポンと出せないので、ちゃんと聞き比べて……そして選んだのが、OSTRYというメーカー(知らない……)の、KC09というモデル。
ちょっとネットで調べたら、値段の割に非常に良い音で鳴るイヤホンを作っているメーカーだとか。
秋葉原のe☆イヤホンで、¥13,000。
開封
さて、まずパッケージの確認。パッケージは紙で覆われていて、わりとコンパクトです。
中はこんな感じ。MMCXというコネクタでケーブルを脱着できる仕様なので、ケーブルは繋がっていません。下の箱にケーブルが。上の小さい箱には交換用のサイズの違うイヤーピースが入っています。
試してみましたが、自分の耳には標準のMサイズがちょうど良いみたいです。
ケーブルをつなげたところ。なんというか、独特な形状。右は赤、左は青の差し色が入っていて分かりやすいです。
音質は……
さて、早速聞き比べてみましょう。プレイヤーは、SHARPのスマートフォン、SHV34。CDからリッピングしたMP3音源です。ハイレゾは、このイヤホンも前のイヤホンも対応してないので、比較対象外(そもそも音源を持ってない)。
まず、真っ先に分かるのは、高音から低音までくっきりと聞こえると言うこと。前のXBA-1は、低音が貧弱でしたからねえ。低音も、強調しすぎている感じではなく、自然な響きです。そして、高音も美しく、伸びやかに響くのが分かります。そして、全体的に音に厚みが感じられ、それでいて個々の音は繊細に聞こえます。
普段聞いているのは女性ボーカル曲が多いのですが、ボーカルのきめ細やかさがXBA-1よりずっと良くなった印象です。
XBA-1の中に入っているBA(バランスド・アーマチュア)という方式のドライバー(スピーカー)は一般的に解像度の高さが売りなのですが(実際、悪くはない)、KC09はダイナミック方式のドライバーでありながら、XBA-1より確実にきめ細やかな音を出してくれます。
と、かなり満足していたのですが、これでゲーム(デレステ)をプレイしてみたら……音の厚みが薄い。CDソースの音源に感じられた厚みが感じられないのです。
ああ、これが高圧縮された音なのか……と、やっと分かりました。今までは、CDでもデレステでも、音質の違いは、はっきりとは分からなかったんですよ。それが、高音質のイヤホンにしたら、音の違いが分かってしまったという……。性能の良いイヤホンにもこんな弱点があるのですね。
ちょっとだけ残念なオチもありましたが、全体的には非常に満足感が高い買い物でした。
次は、テレビの音響を良くしたいところだけど、金はともかく場所が無いんだよな……。